フェニックス ~約束の歌~ (2013) 韓国

[987]学芸会で笑わせて泣かせて。この映画は韓国映画を地で行ってるよ。拍手!(笑) ★★★★★☆

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何年ぶりかなあ。
超久しぶりに韓国映画、観たよ! つう気分。(笑)

トップスターの歌手チュンイがクラブで暴力事件を起こす。
はい、この男。

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誰じゃ、わし知らんわい。
…と観て、あとで調べたら
「美男(イケメン)ですね」で知られるイ・ホンギ。
人気バンドFTISLANDでボーカルをやってるイ・ホンギなんじゃと。
んなこと言われても、わし知らんわい(笑)。

で、懲罰として社会奉仕活動することになる。
行き先は病院。

そこの院長。

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お、よく知っとるわい、おらがチョン・スギョンじゃ!
もしかして面白いかも、つう気になるわな、
シスター姿があまりにもうそっぽくて(笑)。

ちょっと不貞腐れて病院の庭を散歩してると、
「こら、タバコ寄こさんかい」と
腕に刺青したヤクザに脅される。

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わっ、おらがマ・ドンソクだあ。
おい、「悪いやつら」面白かったけど、
おめえの役はあんましおめえに合う役じゃなかったな。

余計なこと言うな?
ごめん…。

「おい、火、貸せ」と言われて、チュンイが火を点けると…、

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「アチョ~!」と、びっくらこいてひっくり返るおらがマンソク(笑)。
「オ、NO~!」と、そのわざとらしさにひっくり返る私(爆)。
久しぶりにイケるかも。

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げっ、イム・ウォニだ!

「町まで乗せてってくれ。
あんた、芸能人やな。知ってる。娘、ファンなんや。
CDくれ。サインしてけれ。
そこのナイトクラブ行くんや。も帰っていいよ。
ホヨ?」 と道端でケ躓くおらがイム・ウォニ。

ほんま、デビュー以来、なにやってもやることがウソ臭いのう。
そのウソ臭さにわし痺れるんや。
こら、絶対オモロイわ。(笑)

と思ったらほんとに面白かった。嬉しいよね。


病院と言ってもじつは、
死を宣告された患者たちばかりが集うホスピス病院。
マンソクもイム・ウォニも絶対そうは見えないけど、でもそうなんだよ。
患者さんなんだよ(笑)。

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で、二人は院内でなんとバンドを組んでる。
音楽は痛みを和らげるというモーツァルト効果を信じて。

人生においてワルばっかりやってきた二人がモーツァルト効果をねえ。
と、笑わずにはいられないけど(笑)、
そのバンド名が「フェニックス=不死鳥」という訳。

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ベースやってるこの娘は
チュンイの指導係をやることになったアンナ(ペク・ジニ)。
彼女もじつは末期がんに冒されてる。

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ピアノの天才、ハウン。10歳。白血病。
この子の名前覚えてないんだけど、よく観るよね。
まったく、君が一番! 天才!
よく考えると…、いや、よく考えなくても、君でもってる映画だわ(笑)。

ある日、マンソクはたまたま
自分たちの希望であるこの病院が借金で潰れそうだと知る。

んじゃ、と、四人でない頭を絞って出た結論が、
よし、バンドのオーディションに出て優勝して稼ごう…!

あのな、マンソク、無理だっぺ。
おめえがドラム叩いてるとき、流れてる音と全然合ってねえべ(笑)。
笑ってる場合じゃねえだろ、ウォニ。
おめえのギターもだがや(笑)。

でも、チュンイに教えてもらえば何とかなるんじゃねえか?
あいつ、いちおうブロみてえだし…。
つう事になってチュンイに作曲と指導を頼むと、

なんだかんだ言いながらもキャツは引き受ける。
うまく行けば、貢献が認められて
はやく奉仕活動終えられるんじゃねえかと計算して。

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はたしてバンドは優勝をかっさらって
病院の資金を手に入れられるのだろうか。さてさて、結果は?
…みたいなお話。

どこが韓国映画っぽいかと言うとさ、
ほら、笑って笑って、最後にドカ~ンと泣かせるとこ。

笑って笑ってというより、
ほんわかニコニコ程度なんだけど、後半は泣かせるよ~。
ティッシュ1箱じゃ足りんかもよ。覚悟っ!(笑)

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念願叶ってオーディションに出場するんだけど、
本番中に、ドラム叩いてたマンソクが血吐いて倒れるんだわさ。
おい、マジカかよ、と思うんだけど、
今度ばっかりはマンソクもマジなんだよねえ。

病院で死にゆく患者さんたちを見ているうちに、
すこし人間ぽく成長したチュンイが発案する。

病院経営の金は、
病院の庭でフェニックスのコンサートを開いて募金を募ろうよ。
マンシク兄貴も病気でベッドに寝てる訳にもいかないさ、と。

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が、マンシクは、
ドラムなしじゃバンドやれんだろ、ホラ、おまえ叩けや、と、
チュンイに棒切れを渡すのね。

棒じゃないだろ、スティックだろ?
マンソクだから棒切れでいいの!(笑)

当夜、メンバーの心配をよそに、
チュンイのメッセージを聞いたひとたちが続々とコンサート会場に
やってくる。

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で、その会場には、メンバーの家族も来てるんだけど、
突然、病院の壁をスクリーンにして、家族や
お客さんたちに向けた、メンバーのメッセージが流れはじめる。

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つまり、いつ死んでもいいように、
家族に最後の「お別れの言葉」を言うんだよね。

これは効くよねえ。
面と向かってじゃないから、
みんなけっこう心にあることを素直に言うじゃん。
聞いてるだけでボロボロにされるよねえ。
みんな可愛いしさ。

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これは会場にいるハウンちゃんのママとパパ。

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マンシクは身寄りがいないから、弟分のイム・ウォニに別れを告げる。
「いまだから言う。オレはおめえよりじつは3つ年下だ。
すまん。もし生まれかわったら、
オレ、おまえのこと兄貴って呼ぶよ」だって(笑)。

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オラ、泣きながら魂消たよ。
だって、こんな素の顔を見せてるイム・ウォニ初めてだべ。

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マンシクにも魂消たなあ。
こっちもはじめて見せる素の顔。
ホントに泣いとったわ、目、真っ赤だったもん。

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で、コンサートが始まる。
これがまたイクて、音楽好きの私は泣いちゃうんだよねえ。
韓国のアイドル・グループ、
アイドルという言葉が不似合いなほど本格的で歌うまいからね。

イ・ホンギ、演技はまだだけど、
ひとりで歌ってたバラードもめちゃよかったよ!

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オラがマンソクはその歌を聞きながら、
病室でシスターのチョン・スギョンに看取られ、死んでいく。
マ、マンソク~~!(号泣)

おら、は、はじめてマンソクの芝居で泣いたべ~(爆)。


物語は、ベタと言えばベタなんだけど、
ベタだからと言ってだめってことじゃないんだよね。
ベタってのは、観る側の期待に応えようとするってことで、
それがうまく行ってりゃ傑作ってことになるのよ~ん。

映画の作り方、演技も韓国的。
一言でいえば、下手。
映像はどこまでも手作り、演技は学芸会。
でも、そこがいつも言ってきたように韓国映画の素晴らしいとこ。

ホラ、ピカソの言葉思い出して。

「誰でも子供のときは芸術家であるが、
問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかである」

「ようやく子どものような絵が描けるようになった。
ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ」


素晴らしい言葉でしょう。

ああ、こういう韓国映画なら死ぬほど観たい!
おまけで★5つ!


■100分 韓国 ドラマ
監督: ナム・テクス
出演
イ・ホンギ チュンイ
マ・ドンソク ムソン
イム・ウォニ ボンシク
ペク・ジニ アンナ
シム・イヨン ヒムチャンの母
チョン・ミンソ ハウン

大ヒットを記録したテレビドラマ「美男(イケメン)ですね」で知られるイ・ホンギが初めて主演を果たした劇場公開作品。共演は「アコースティック」のペク・ジニ。主題歌はイ・ホンギが所属するロックバンドFTISLANDが担当している。
トップスターのチュンイは態度が悪くわがままで、些細なことから一般人と口論となり先に手を出してしまう。罰として社会奉仕活動を命じられたチュンイは、ホスピスであるトンヒョン病院で働くことになり、指導役のアンナにハードな仕事を押しつけられる。チュンイはそこで、患者とともにバンド活動を行うアンナの姿を見かける。資金難にあえぐ病院のため賞金欲しさにオーディションの優勝を狙うバンドのメンバーは、チュンイに作曲と特訓を頼むのだったが…。

  


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