ハナ 奇跡の46日間 (2012) 韓国

[1025]覚悟!怒涛の涙が押し寄せてくる、ピンポン南北統一青春映画! ★★★★★★

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目の前に50本近いDVDが積まれている。
今年に入って観たのに、
まだ書かれずにいる韓国映画だ。

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はあ…、と、静かにして深~い溜息が漏れてしまう。
この子たちの運命はどうなるのだろう。
書かれずに終わってしまうのだろうか。

おらを恨むなよ。PCとウイルスを恨め!

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そうなのだ。PCにまたまた異常発生。

先日、あなたのメールアドレスとパスワードが盗まれ、
悪用されています。
パスワードを変更して再手続きをしてください。
それまで受信はできますが、送信機能は停止します、
とビッグローブから知らせが来たのだ。

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仰天したねえ。
「ウイルスセキュリティ」というソフトを使っているので、
すぐに検索すると、なんと本体内部にウイルスが!
駆除して、再手続して送信機能も回復したが、
私はまったく知らなかったのだ。

「ウイルスセキュリティ」さえ入れておけば、
なにもしなくても「ウイルスセキュリティ」が勝手に検索し、
万一ウイルスを発見したら駆除してくれるもの!
と、私は長~いこと、ず~っと、そう思い込んでいたのだ。

ドヒャ~だよねえ。

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そうかあ。
PCが壊れたのもウイルスにやられていたからかも、
と少し合点はいったんだけどさ。

わかったかい。
書き残されている韓国映画DVD諸君、
頼む、おじさんを恨むな、PCとウイルスを恨んでけれ。

あ。万一読んでくださってる方のところへ、
私のアドレスでメールが送られていることがあったら
そんな事情なのでどうぞお許しくださいませ。 

最近、疲れることばっかり…。

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長ごう待たせてすまなんだな、チョルミン(左)。
おめえ、1991年に千葉で開催された世界卓球選手権に、
韓国と北朝鮮の統一チーム・コーチとして来たんだってな。
水臭えなあ、知らせてくれれば応援に行ったのに(笑)。

右、北朝鮮監督、「コリア」チーム監督のおらがキム・ウンス。
本当は卓球のことはなにも知らない。
喋るとバレるので、いつもこうやって腕組みして
ひたすら無口を押し通してるばってん(笑)。

女子チームの代表選手は南2人、北2人の4人。

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南。右、ジョンファ…、ハ・ジウォン。
左、ヨンジョン…、チェ・ユニョン。
ジョンファ選手は、韓国に卓球旋風を起こした名選手。

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北。左、リ・プニ…、おらがペ・ドゥナ。
右、スンボク…、「同窓生」でおらがベタ誉めしたハン・イェリ。
リ・プニは北朝鮮の実力者。

おい、君たち、大丈夫か、ピンポンできるのか?
おらは子供のころピンポンの隠れた天才だったんだべ。
ひとつ教えてやろうじゃないか。
こら、ホントだっち、中・高時代の同級生たちに聞いてみろ。
な、カッちゃん?(おらが子供時代の友人)

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と声かけようと思ったら魂消た。この連中、うまかあ~!
驚いたのなんのって、おら椅子からずり落ちたべ。
どうやって誤魔化して撮ったんだべ、監督さん?(爆)

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試合はリーグ戦、そしてトーナメント方式。
まず4人が相手チームと個人戦をたたかい、
最後にダブルスを戦う。

「コリア」チームのダブルス代表は北の二人。
実力的には、南のジョンファと北のリ・プニが組むのが
順当なんだけど、北と南の選手が組むと呼吸が合わない
と判断された訳。

実際、最初は、なにかと双方でもみ合いばっかり。

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こうやって、
みめ麗しき幕張片想いも生まれたりするんだけどさ。

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局が間違って連れてきたピンポン音痴のテレビ解説者。

こいつを見るたびに音痴は世界最強だよなあ、と思う。
自分がピンポン音痴だってこともわからないから、
あることないことペラペラ喋れるし、
他人に笑われても笑われてるという自覚すらないから平気。

まいった。おらがイ・ハヌィよ、やっぱおめえが一番だべ。
そうなるとほとんど悟りの境地と一緒だもんな(笑)。

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試合が始まるが、初戦から「コリア」は苦戦の連続。
リ・プニが自分より上とその実力を認めるスンボクが
絶不調なのだ。

いや、不調なのではない。
じつは国際試合は初めてで、緊張しまくって
まったく実力を発揮できない訳。

が、彼女の不調は一方でチームに光明をもたらす。
やべえ、みんなで応援しようぜ、と一致団結しはじめるのだ。
が、スンボクの緊張は簡単には解けない。

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リーグ戦はなんとか突破したものの、
実力を発揮できないスンボクはついに監督に申し出る。
チームのために、ダブルスは私ではなくジョンファ同志をと。

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スンボクの心を理解するリ・プニも、ジョンファに頭を下げる。
頑なだったジョンファの気持ちも溶けていき、
ついに「コリア」チームの最強コンビが誕生。
だが次々と難関は襲いかかる。

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リ・プニが持病の肝炎で倒れる。
ジョンファとスンボク以外のチームメートには隠し、
試合に臨むが体調は最悪。
それでも準決勝へと勝ち上がるのだが、

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と、こんどは突然、北のチェ団長が
われわれはこれをもって引き揚げる、みんな荷造りしろ
と命令したのだ。

中、チェ団長…、クォン・テウォン。
左、北朝鮮保衛隊長…、パク・チョンハク。
怖い顔しやがって、よっ、色男!

なんでか?

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北の選手が南の選手と仲良くしたり、
他国チームの人間に接触したりするのを見て、
「亡命」するんじゃないかと恐れたんだよね。

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準決勝ハンガリー戦、北は不出場、
コリアは南の4選手だけで戦わざるをえなくなる。
アチャ~!だよねえ。

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ホテルに閉じ込められた北の選手たちは、
せめて応援だけでもと、テレビにかじりつく。
おい、心配すな、とピンポン天才のおらは声をかける。

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負けるはずねえだろう。
みろ、ハンガリーの連中を。
腕は振れてねえし、足は動いてねえし。

監督ぅ、美人連れてくるのはいいけど、
ピンポンの素人を連れてきちゃだめじゃねえかあ(笑)。

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おらの予想が外れるはずもなく、見事、決勝進出。

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その瞬間、思わずガッツポーズをとる北の保衛要員たち。
ん? 君たち、アメリカナイズされてねえカニ?(笑)

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そして決勝当日。
北と南の選手たちの心を表すかのように、早朝から、雨。

南の選手たちは、
会場に向かうべくホテルの玄関を出るのだが、
突如、ジョンファが引き返し、ホテルの上階に向かって
声をあげる。

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「監督、一緒に来てください。
チームですから。
監督はコリアチームのリーダーでしょう?」

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「監督がいないなんて親のいない子も同然です。
私たちはまた別れるんですか?」

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と、ジョンファの声を聞いた南の選手たちも…。

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監督はついに決断する。
わしはピンポンには自信はないが、38度線を超える。
子どもたちのために。

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全責任は私がとる。
帰国したらどんな処罰でも受ける。
このままでは帰れない。
民族と同胞のために優勝する。行かせてくれ、と。

おらが色男は言う。
「あなたを見なかったことにする」。

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統一を取り戻したコリア・チームは会場へ向かう。
戦う相手は言わずと知れた卓球の王者、中国。
顔見るだけで怖いよ~、監督ぅ~(笑)。

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トップのジョンファは勝ったものの、
肝炎で苦しむ2番手のリ・プニは●
3番手のヨンジョンもチカラ及ばず●

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そして未だ緊張の解けない4番手スンボクも
「0-2」と崖っぷちに追い込まれる。
ダブルスに持ち込めず、
「コリア」は果たしてこのまま宿敵中国に敗れ去るのか!?

がんばれ、スンボク!
スンボク、スンボク、スンボクスンボクスンボク…!!

つうお話だよ。

え、負けたのか?
それくらいあんた、自分の目で確かめなよ。
過ぎた話だし、教えてくれたっていいじゃないか?
あ、それもそうだね(笑)。

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見ちくれ、この数字。

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わ~っ、勝った勝った勝った勝った勝った、万歳、ばんざあ~い!
と、おらは大はしゃぎだったぜ、涙で顔くしゃくしゃにして(笑)。


しかし、しかし、しかし…。

まだあるのか?
そう、まだあるの。怒涛の涙が襲来してくるの。
ま、覚悟してタオル10枚くらい用意しといたほうが
いいかもな。

ストーリー的には、実話に基づくとはいえ、
ちょっとパターン化しすぎかなあとは思うけど、
演出が抜群にうまい。

おまえ、音楽やってるだろう、と思うくらい
映像のリズム感、音感がいいの。
これで初監督っていうんだから、またまた魂消るよね。
いまだ恐るべし、韓国映画界。

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俳優陣の中ではやっぱり
ペ・ドゥナとハン・イェリがちょっと頭抜けてるかな。

ほかの俳優陣に合わせようと
意図的にちょっとお芝居をしてるシーンもあるけど、
ひじょうに微妙で危うい感受性をもってるし、
肚で芝居するし、
整形顔じゃなく、ちゃんと地顔をもってるし…(笑)。

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ヒョン・ジョンファと較べるとよくわかる。
彼女、お芝居ばかりしてるから、
観てる者の心になかなか記憶されていかないんだよね。

美人だからなにをやってものっぺりしてしまう。
陰影をつくれない、と言ってもいいんだけど。
ま、それがわかってるからペ・ドゥナもハン・イェリも、
整形しないで地顔を残してる訳だよね。

あ、といってもヒョン・ジョンファ、
日本の俳優とは比較にならんほどいいんだよ。

さて、あなたが女優だったらどっちを取る?
整形して美人になる? 地顔で勝負する?(笑)

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ピンポンのシーンも思わず魅入ってしまうし、
超おすすめの作品。


あ、ついでながら、
電車の車内広告をみると、なにこれ?と思うほど、
いま「嫌中憎韓」の言葉が飛び交ってるよね。

実際、「嫌中憎韓」の本がめちゃくちゃ売れてるらしいんだけど、
もしかして「集団的自衛権」を推進する連中の
陰謀なんじゃないの? と、疑いたくなるなあ(笑)。

それとも「戦後」がはるか彼方へと消え去り、
好戦的な日本人の顔が現れはじめたのか。

いずれにしろ、
「嫌中憎韓」の言葉を目にすると
おらは吐き気がして、気持ち悪くなるなあ。
これマジ日本語かよ、と思って(笑)。


●ひまわりの種さん
からだにガタが来ると、なんだか
自分の周囲すべてにガタが来るような感じです。
そういうものなんでしょうか。

しかしびっくりしました。
ひまわりの種さん、この時、会場のボランティアに!
しかもひまわりの種さんも卓球をやってらした!
めちゃくちゃ嬉しいですねえ。お仲間だったんですねえ!
ペ・ドウナ、本来は右利きなのに、左利きで練習を?
これももうびっくりです。
スポーツ映画撮るとき、韓国の俳優さんたち、猛特訓するって
いいますけど、みんな、ほんと、音楽だけじゃなく
スポーツの才能までありますね。
ジョンファさん、いまはコーチを。これもめちゃ嬉しいです。
ちなみにジョンファさん、上の写真(下から2番目)の右の選手
なんでしょうか?

ありがとうございました。


■127分 韓国 ドラマ/スポーツ
監督: ムン・ヒョンソン
脚本: ユ・ヨンア コン・ソンフィ
撮影: イ・ドゥマン
音楽: キム・テソン
出演
ハ・ジウォン ヒョン・ジョンファ
ペ・ドゥナ リ・プニ
ハン・イェリ ユ・スンボク
チェ・ユニョン チェ・ヨンジョ
イ・ジョンソク チェ・ギョンソプ
パク・チョルミン イ・ウンイル(コーチ)
キム・ウンス チョ・ナンプン(統一チーム監督)

1991年に日本で開催された卓球の世界選手権で、韓国と北朝鮮が史上初めて統一チームで参加した実話をベースに描く感動のスポーツ・ドラマ。主演は「恋する神父」「第7鉱区」のハ・ジウォンと「リンダ リンダ リンダ」「空気人形」のペ・ドゥナ。
韓国で巻き起こった空前の卓球ブームの立役者ヒョン・ジョンファ選手だったが、彼女の前には中国の圧倒的な壁が立ちはだかっていた。そんな中、1991年4月に日本の幕張で開催される世界選手権に、韓国と北朝鮮は統一チーム“コリア”で参加することが決まる。そしてヒョン・ジョンファは北朝鮮の実力者リ・プニとダブルスを組むことに。しかし、大会に向けて顔を揃えた南北の選手たちは練習方法や生活習慣、考え方に至るまで何もかもが対照的で、ことあるごとに衝突してしまう。それでも打倒中国を胸に、徐々に心を一つにしていく統一チームだったが…。

 


この記事へのコメント

ひまわりの種
2014年06月22日 16:56
今日は、お身体やパソコンの具合やらで大変ですね。

この映画二年前千葉で試写会があり、出演者挨拶つきで観たのでした。
実はこの世界選手権時会場でボランティアやってました。私も卓球を齧ってましてもっともママさん卓球でしたが。

ほんと、あの卓球のシーンにはびっくり、いくら映画とは言え、相当練習もしたでしょうし、”体中あざだらけでがんばった”と言ってましたし。ペ・ドウナさんは元来は右利きなのにあの左手のジャンピングスマッシュなんて全く!
北の選手が”イルソンと言ったな!”と怒るシーンにあちらではその名前はつけないのかしら等と思ったり、でもあの時だけの統一チームは果たして何だったのかしらとも思ったりでした。
ジョンファさんは選手時代も素敵な方でしたが、コーチとして活躍されている今も相変わらずステキです。

韓国映画もこの種のものは良い面多々ありますね。

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