人類滅亡計画書 (2012) 韓国

[1018]2話の「天上の被造物」はキム・ジウンの久しぶりの傑作、おすすめ! ★★★★☆☆

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3話からなるオムニバスSF映画。

第1話「素晴らしい新世界」

分別をせずゴミを捨てていった急ぐ男。
やがて街に謎のウィルスが発生し、
人々が次々にゾンビ化していく。
マスコミは原因となったウィルスの感染源を探すのだが…、
つうお話。

すまん、「allcinema」の紹介文そのまんまだべ(笑)。
はあ~、くだらなくて書く気になれん。

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主演、おらがリュ・スンボム。
捨てた生ゴミから謎のウィルスが発生して、
ほんでもって感染して、こんなになっちゃうの。

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主演、スンポム・ゾンビ(笑)。

おらがマ・ドンソクも出てるよ、高校生役で。
おめえ、トシなんぼじゃ?(笑)
あ、トシは関係ないか。
どうせスンボムに噛まれてビンビ…、じゃなくて
ゾンビになっちまう役だし。

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友情出演。
ノーメイクでゾンビを演じるおらがマ・ドンソク(笑)。

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同じく友情出演、おらがユン・ジェムン。
テレビ局のスタジオにて静かにゾンビと化すの巻(笑)。

この映画、韓国映画界が
ゾンビ・ウィルスに冒されていることを描いたものだとか。
そうかあ、道理で最近傑作が減ったはずだ
と、おらはすこし納得がいった(笑)。


第3話「ハッピー・バースデイ」

父親が大切にしていたビリヤードのボールを壊してしまった
少女は、怪しげな通販サイトで新しいボールを注文。
その2年後に謎の惑星が地球に接近、
少女とその家族はシェルターに避難するが、
実はその惑星は少女が注文したボールらしいのだ…、
というお話。

すまん、これも「allcinema」の文の盗用だべ(笑)。
おら疲れちゃって(笑)。

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シェルターから出てきた数年後の少女を
おらがペ・ドゥナがやってるよ、見てね。
誰が観るか? ごめん(笑)。

この2作は、
「南極日誌」と「ヘンゼルとグレーテル」を撮ってる
イム・ピルソンの作品。
よっぽどヒマみたい(笑)。

あのさ、ペ・ドゥナ、出るなよ、こんなのに(笑)。
友人かなんか知らないけどさ、
「くだらねえもんはくだらねえんだよ!」
と引っ叩いてやるのも友情だと思うよ、わし。


第2話「天上の被造物」
同じくヒマしてるキム・ジウンの久々の作品。

ギエ~ッ、面白い!
「甘い人生」を超える傑作かも~!

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舞台は、チョンサン(天上)寺。
そこに悟りの境地に達したインミョンという
ひとりの僧がいた。

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そのインミョン…、
そう、かれは「RU-4」と呼ばれるロボットなのである。

住持僧侶(イ・ボンギュ)はある日、
壊れた訳ではないが、インミョンを診てくれと、
URインターナショナルのチーム長トウォン(キム・ガンウ)を呼ぶ。

自分をはじめ、僧侶たちがみな、
インミョンの説法を聞いて、悟りを得た高層(仏)だと
心うたれているからだ。

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悟りを得た仏僧らしく、インミョンも
「無の心で私を見てほしい」とトウォンに言うのだが、
トウォンはどこまでもただの機械として、ロボットとして、
そう言ってよければ冷酷に扱う。

この対面からちょっとゾクッとするような火花が散る。

ちなみにインミョンの声をやっているのは、
キム・ガンウと同世代の人気スター、パク・ヘイル。
火花が散るはずだと思った?
あんたは偉い、韓国映画通!(笑)

二人を起用したキム・ジウンの手腕にまず拍手だよね。

調べてもどこにも異常はない。
が、トウォンは、本社に処分報告書を出すことにする。
インミョンが誤作動を起こし、
人間の域へ踏み出そうとしているように思えたからだ。

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ただのロボットではないと食い下がる
ヘジュ菩薩(キム・ギュリ)の言葉も退けて…。

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数日後、URインターナショナルの会長
ソンチョル(ソン・ヨンチャン)が寺に現れ、
RUシリーズは人間の領域に踏み込んだ危険な存在だ、
失敗作だと言い、部下たちに処分を命じる。

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と、突然、チーム長のトウォンが、
私にもう一度精密検査をさせてほしいと
銃を向ける部下たちの前に立ちふさがる。

なぜか?
そのへんは本編を観て自分で確かめような(笑)。

で、揉みあいになりトウォンが倒される。
と…、

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インミョンがその暴力に怒り、
射撃班の部下たちを腕=銃でぶっ飛ばす。

そして言う。

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どうかもうやめてください。
私に執着と欲望はありませんでした。
今もなく今後もないでしょう。
これはお釈迦様の教えと同じです。
人間たちよ、なにを恐れているのですか? 云々…、と。

この云々も自分の耳で確かめようね。
いいこと言うんだから。

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ね、ホラホラ、後光が差してきて
もう菩薩そのものだよねえ。

で…、
先に悟ったロボット(自分のこと)の存在により、
(人間たちが)無知と混乱、愚かさに再び陥らないように
私はこの場から去ります。

と、言い、

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お釈迦様の像の前に座り、
自ら自分の機能をすべて止めてしまう…、
というのが大筋。

なんと言ってもインミョンをやってるこのロボット君がいい。
断然、圧倒的にいい。
人間ども(俳優たち)みたいに余計なことを
すべてをぶち壊すようなことを、一切やらないからねえ!

小津(安二郎)さんは笠(智衆)さんにいつも、
「ぼくのときは表情は一切なし。能面でやってね、能面で」
と言ってた訳だけど、

それがどういうことなのか、
このロボット君がいちばんよく知ってた訳だよね。
小津さんもこのロボット君に会いたかったろうなあ。

かれが余計なことを一切しないで
ただそこにいてくれるから、
キム・ジウンも「箪笥<タンス>」のときみたいに
しっかりと、すごくいい絵(写真)を撮れてるよね。

「グッド・バッド・ウィアード」や「悪魔を見た」を見直して、
いかん、原点に帰らなきゃ、って反省したのかも。

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余計なことをしない、
最小限の行動しかしないロボット君相手なもんだから、
キム・ガンウも緊張して、しっかり
「台風太陽」や「京義線」のころに戻ってる。

このロボット君にお礼を言わなくちゃね、ガンウ(笑)。

パク・ヘイルの、
ただ機械的なセリフの言い回しも感動するよね。
グイグイからだに入って来る。

ヘイルも悟ったんじゃないかなあ。
そうか、これでいいのか、
よっしゃ、これからはいついかなる時もコレで行こう。
気持ちを入れていかにもそれらしく喋るのはやめた! って(笑)。

悟ってくれないと、
なんだ、あの「人類滅亡計画書」は嘘だったのか
ってなっちゃうもんねえ(笑)。

先に挙げたキム・ギュリ(ヘジュ菩薩)も
イ・ボンギュ(住持僧侶)もホントいい。

マジ傑作だよ。
キム・ジウンがやっと帰ってきた!って感じだよ。

あ、1話をすっ飛ばして2話から観たほうがいいよ。
でないと2話を観る気失くすかもしれないから。

おすすめ! 2話だけ。


■113分 韓国 SF
監督: キム・ジウン イム・ピルソン
脚本: キム・ジウン イム・ピルソン
ヤン・ジュンギュ パク・スンファン
撮影: キム・ジヨン ハ・スンミン チョ・サンユン
出演
キム・ガンウ
キム・ギュリ
リュ・スンボム
コ・ジュニ
ソン・セビョク
チン・ジヒ
ペ・ドゥナ
マ・ドンソク
ソン・ヨンチャン
キム・ソヒョン
チョ・ユニ
声の出演: パク・ヘイル

ゾンビとアンドロイド、隕石をテーマに三つのエピソードで構成されたオムニバス作品。監督は「ラストスタンド」のキム・ジウンと「南極日誌」のイム・ピルソン。出演は「外事警察 その男に騙されるな」のキム・ガンウ、「神弓 KAMIYUMI」のパク・ヘイル、「クラウド アトラス」のペ・ドゥナ、「プンサンケ」のキム・ギュリ。第25回東京国際映画祭アジアの風-中東パノラマ部門参加作品。2013年10月~11月開催の特集上映〈“シッチェス映画祭”ファンタスティック・セレクション〉にて上映。

「第1話 素晴らしい新世界」――分別をせずゴミを捨てていった急ぐ男。やがて街に謎のウィルスが発生し、人々が次々にゾンビ化していく。マスコミは原因となったウィルスの感染源を探すのだが…。
「第2話 天上の被造物」――ヒトに代わりロボットが働く近未来。ある時、寺のロボットが悟りを開き説法の境地にまで達する。メーカーは脅威的な意志を持ったロボットを解体しようとするが僧侶たちが反発、争いが始まってしまい…。
「第3話 ハッピー・バースデイ」――父親が大切にしていたビリヤードのボールを壊してしまった少女は、怪しげな通販サイトで新しいボールを注文。その2年後に謎の惑星が地球に接近、少女とその家族はシェルターに避難するが、実はその惑星は少女が注文したボールらしいのだ。




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