裸足の夢 (2010) 韓国

[1039]ティモールのこの素晴らしい子供たちに私は地球の未来を託したい! ★★★★★★★★★★

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中野の金子洋区議(52・共産党)が、
集団的自衛権の行使容認を巡り、ツイッター投稿者と口論。

「引きこもりやニートは社会に貢献していないゴミ屑(くず)として
戦場に送るべきだ」などとする相手に対し、
「お前こそ人間の屑だ。死ね!」と書き込んだところ、
ツイッター上で発言が拡散。

区議団でも金子区議の発言は、
「人格と人間の尊厳を否定する暴言をはいたことは道義上許されず、
有権者の信頼と期待を裏切った」と問題になり、
結局、同氏は辞職に追い込まれたという。

またも私は
「唖然、茫然、ビョーキ日本」と暗澹たる気分に陥るよねえ。

「引きこもりやニートは社会に貢献していないゴミ屑(くず)として
戦場に送るべきだ」と書き込む輩こそ、
「人格と人間の尊厳を否定する暴言」を吐いてる訳だろ。

そんな暴言にカッとなって「お前こそ人間の屑だ。死ね!」と
書き込まずにはいられない金子区議の、
人間らしい気持ちがわからん手前らこそ総辞職しろ。
まったく人間じゃねえ、叩き斬ってやろか!

と、元中野区有権者で税納者だった私は思うよねえ(笑)。

いずれにしろこういう日本の末期化が
未曽有のひきこもりやニート族を生み出している訳だ。
私はかれらの気持ちがよくわかる。
かれらは正しい。かれらはもの言わぬ抵抗者なのだ
とすら思っている。マジだよ。


韓国映画界が世界に誇る大感動のスポーツドラマ。
しかも実話。

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独立して間もない東ティモールの密林、
ドシャ降る雨の中でひとりカップラーメンをかき食らう
韓国人男ありき。

一時、嘱望されたサッカー選手だったが、
いまやコーヒー商売で人生一発大逆転を目論む
キム・ウォングァン(パク・ヒスン)だ。

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が、遥々と東ティモールへやってくる韓国人は2種類。
チョ・ジヌン(右)みたいに
韓国人を騙すためにやってくる韓国人と、
そんな韓国人に騙されるためにやってくる韓国人(笑)。

おめえは騙されるためにやってきた韓国人だわな、
阿呆~阿呆~とカラスに笑われて、結局、

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なにやかやと自国民の面倒をみてる
大使館職員インギ(コ・チャンソク)の車に乗り、
帰国すべくスゴスゴと空港に向かうのだが、

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途中たまたま、素足でサッカーに興じている
東ティモールの大勢のこどもたちの姿に出くわし、
大いなる一発逆転の夢がまた噴き出す。

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この街にはサッカー用具を売ってる店がない。
よっしゃあ! おれが店開いてあっというまに億万長者だあ!
懲りない野郎め。
ホラみろ、1カ月で売れたのはただシューズ1個だべ(笑)。

ならばよしおれも男だ、見てろ?

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お~い、サッカー大好きのおらが子供たちよ、大集合。
ホラ、おじさんがシューズをやるぞ。さあ、履いた履いた。
履いてシューズなしの諸君とゲームやってみよう。

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そうだ、走れ走れ。そこだ、シュート! やったあ。
どうだわかったか、これがシューズの偉力ってやつだ。
あしたからおじさんが毎日コーチしてやるぞ~。

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あ、忘れるなよ。シューズは日賦だぞ、日賦。
毎日ちゃんと1ドルずつ払うんだぞ、日賦だからな。
なあに、あっという間に払い終えるさ、日賦だもん。
これでおれも億万長者だあ…?

おいこら待て待て待たんかい、ウォングァン。
そりゃ詐欺つうもんだろが(笑)。

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貧しい環境にいる子供たちは
こうして道行く人々に恵んでもらったり、

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野菜などを担いで売り歩いたりしてお金を稼ぎ、
日賦を払い続けようとするのだが、
1ドルはじつは大金、払えないものたちが続出する。

なに、払えない? シューズ返す?
阿呆、使い古されたものを返されたって商売になるめえ。
待て餓鬼ども、金はえ~と、あしたまで待つ。
いや、3日待つ。糞、払えるようになるまで待つ。
バカ野郎、プロになって欧州行ったら払え。ちゃんと払えよ(笑)。

ホラ、練習だ、走れ走れ、ボールを回せ、パスパスパス!

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ん? さてはおまえもシューズがほしいんだな。
ほれ、持ってけドロボー。
金?
その可愛い笑顔でおじさんはもう払ってもらったわい。

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これがユニフォームってやつだ。
どうだ、かっこいいだろう。気持ちが躍るだろう。
おれたちはこれから少年チームだ。おれがコーチだ。
知ってるだろうが、邪魔するおとな連中どもが現われた。
サッカーで奴らに勝たないと、この空地をもう使えん。

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おまけに豚1頭も賭かっとる。
300ドルもするんだぞ、豚1頭300ドル。
おまえたちのサッカーと、おれの生活が懸かっとるんだ。
ホラ、練習だ、走れ走れ、これがサッカーの練習ってやつだあ~。

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はい、惨敗。豚1頭300ドル、丸損(笑)。

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でもよかったじゃないか、ウォングァン。
観戦に来たひとたちも、みんな楽しそうだったべ(笑)。

うるせえ、バカ野郎。
こうなったらあの300ドルを取り返すまでトコトンやってやるぞ。
まずはあの敵チームにいたサッカー天才少年を
スカウトするんじゃわい。

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さあ、おじさんのチームにおいで。
サッカーシューズあげるよ。
元プロのおじさんがコーチしてあげるよ。
君は天才だ。すぐインドネシアのチームに入れるようになるよ。

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はい、天才少年ラモス君、合流。
よし、これで勝てる。こんどは豚3頭だ!
と敵チームに再び試合を申込み、猛特訓を開始するのだが、

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チームの要であるモタビオ君が突然倒れ、病院へ。
診断は栄養失調、だが放っておくと失明の危機あり、
ティモールにはこんな子供がたくさんいると知り、茫然。
とりあえず韓国の友人に電話し、クスリを送ってもらうことに。

更に事態は深刻に…。

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いまだ政情不安定で内戦が勃発、
巻き込まれる子供たちの中にラモス君を発見し、
ウォングァンは戦火の中を探しまわる。

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ラモス君は無事だったが、
ラモス君の兄で、じつは敵チームのリーダーでもある兄は負傷。
どころか2人は近親者を亡くしてしまったのだ…。

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ティモールの子供たちが置かれている貧困と、
いまなお起きている内紛を目の当たりにしてウォングァンは、
これではサッカーどころじゃないと茫然。

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チームに入れてくれと、いつもそばによってくるトゥオ君と
いつも一緒にいる笑顔の可愛い妹をたまたま発見し、
慰みにごはんをご馳走。

トゥオ君をチームに入れないのは、足は速いが体が小さい。
将来苦労するだろうと思ったからなのだが、
話を聞いて、2人は内紛で両親を失い、教会に住んでいるのだと
はじめて知る。

茫然どころか、ついに心は撃沈。

クチにこそ出さないが、ウォングァンさんはこの時、
孤児社会ともいえる故国(韓国)を思い出したんじゃないかなあ。
ティモールも東西に分裂してるし…。

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しかしその頃、子供たちは
貧困にも、内紛の心の傷跡にも負けず、

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チームメートたちに声を掛け合い、コーチのいる店へ向かい
駈けていた。

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そしてコーチを見つけるとみんなでこう言った。
「キムさん、サッカーやろうよ。サッカーがしたい!」

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ウォングァンはその子供たちを見て一言こういった。
「野郎ども」

銭儲けに来ていたはずのウォングァンは、
ティモールのこの子供たちの声で
自分が失っていたサッカーの夢をようやく取り戻すんだよね。
この子たちに「サッカーで夢を見せてあげたい」と。

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ウォングァンは、トゥオ君をチームに加え、

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子供たちと一緒に挑戦の旅に出るのだったが…、
というお話。

だったが、というのは、
じつはまだまだ困難が待ち構えていたということだけど、
最後、なんと、1年後に日本の広島で開かれた
少年サッカー国際大会に初出場するんだよね。

しかも初戦日本チームと戦い、
前半「0-2」というほぼ絶望的な状況から、逆転勝ち。
そして6戦全勝とまさに奇跡的な優勝を成し遂げるのだ!

ついでに内緒で教えるね(笑)。

初戦で前半劣勢に立たされたのは、
天才少年ラモス君をグランドに立たせなかったから。
なんで立たせなかったのか?

もうひとりのチームの要モタビオ君と敵対関係にあり、
たとえ監督コーチがパスしろと命令しようと、
2人は絶対ボールを互いにパスしようとしなかったから。

なんで互いにパスするのを拒否したのか?
それは映画を観ようね(笑)。

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でも劣勢に追い込まれた後半、
監督ウォングァンさんは、2人をグランドに立たせる。

と、追い込まれたティモールの2人は、
ついにこうやって自らの心で互いに手を差し出し、
奇跡の逆転を遂げる訳だけど、

監督ウォングァンさんにしてみれば、
これを待ってたと思うしかないよね、私は。

自分の命令指示ではなく、2人が
自らの心で互いに手を差し出す状況を作りだすために、
前半、わざと劣勢に追い込まれてみせたのだ、と(笑)。

ともあれ素晴らしい大感動の映画。
大感動の実話。

その実話を
東ティモールと広島でロケ撮影してみせたスタッフも凄い。
韓国映画界は相変わらず凄い!
と、大拍手するしかないよね。

わかるだろ?
こんな凄い韓国人たちを知らずして、

「日本人差別を受けた、日本人旅行者が減るのも無理はない」
と騒いでる日本人がいかに阿呆に見えるかと
私が笑ってるのも(笑)。

世界中の人々に観てほしい映画。
出演者、スタッフに最高の拍手を贈りたい。
 

あ、この映画、★10個になってるのは、
この子のおかげでもあるのよ。

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ジョセフィン、トゥアの妹…、Marlina Simoes。
この子、間違いなく天使! 私の天使!
この子の笑顔を見てるだけで、あまりの素晴らしさに
涙が溢れちゃうよ。               


■120分 韓国 ドラマ
監督キム・テギュン
脚本キム・グァンフン
撮影チョン・ハンチョル
音楽キム・ジュンソク
出演
パク・ヒスン
コ・チャンソク
清水圭

東ティモールでサッカーを指導した韓国人監督と裸足の少年たちが築いた特別な友情と奇跡を描いた感動の作品。
一時は嘱望されたサッカー選手だったが,今は詐欺師の声を聞く前職スター,キム・ウォングァンが,人生逆転の最後の勝負の賭けに出た所は,内戦の傷で染まった東ティモールだけだ。
ここでコーヒー商売で大当たりを夢見た彼は,また詐欺にあって,大使館職員インギは,前職スターに帰国を薦める。
空港へ向かう道で,彼に最後のチャンスが訪れる。裸足でボールを蹴る子供たちを目撃したこと。
「子供たちにサッカーシューズを売ろう。」可愛い独占事業の成功を確信したウォングァンは,サッカー用品店を整えて贋物サッカーシューズ買うお金もない子供たちと一日1ドルずつ2か月の分割払い契約を結ぶ。
しかし彼らの契約は,世の中で最も守るのが難しい約束になってしまう。サッカーチームの一員になりたかった子供たちは,熱心に金を稼ぐが,一日1ドルは,とても大きいお金だったこと。
1ドルの代わりに,鶏一匹が行き来したあげく,結局,子供たちの願望が詰まったサッカーシューズは返却され,ウォングァンは,店をたたむことに決心する。
しかし,何の未練が残っていたのか。サッカーを止めたかったウォングァンが,子供たちのために今回だけは最後まで見たかった。本当に話にもならないサッカーチームを結成することにしたのだ。
内戦のためにできた大人たちの傷を受け継いだ少年たちは,互いにパスさえしなかった。背が低い少年の妹は,兄さんもサッカーチームに入れてくれと言って,ウォングァンにロビー活動をする。
しかし,誰が,夢も見るなと言った? 誰が,お金なければサッカーもするなと言った? 運動場に立てば,米国の子供たちや日本の子供たちもみな全く同じだ。世の中の終わりで信じることのできない彼らの試合が始まる。

 


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