殺人漫画 (2013) 韓国

[1032]もったいない。ソンギとソヒョンの話1本に絞ればけっこういい作品になったのに ★★★☆☆☆

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韓国映画界お得意の
面白くもなんともないホラー映画(笑)。

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ビルの一室にあるWEB漫画編集室で、
真っ赤な血に染まった女性編集長の死体が発見された。
怖いよお~。
だから怖くもなんともないんだって(笑)。

密室だし、自ら
咽喉をかっ切った形跡があることから自殺かとみられたが、
勘の鋭いギチョル刑事(オム・ギジュン)は他殺を疑った。

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編集長に送られてきたWEB漫画通りに彼女が死んでいたからだ。
怖いよお~。
おまえなあ、つまらんウケ狙うと殺すぞ。
怖いよお~(笑)。

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ギチョル刑事はさっそく同漫画を編集長に送った、
ホラー漫画教祖の誉れ高いジユン(イ・シヨン)を
参考人として呼び出した。

ジユンは
自分の書いた漫画通りに編集長が死んだことを聞かされ
内心驚愕するが、その驚愕は美顔の下に隠した。

中央は、
妻の出産を間近に控えているヨンス刑事(キム・ヒョヌ)。
こう見えても欲にまみれた、悪い奴(笑)。

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ジユンは豪邸に帰ると、
自分が描いた漫画を見てヤバイ!と思い、警察病院の
遺体保管場所へ急行した。

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そのころ遺体保管所ではジユンの予想通り、
彼女が描いていた漫画の登場人物がホラーと戦っていた(笑)。
といってもかれは実在の人物でもある、
チョウン葬儀社の納棺師ソンギ(クォン・ヘヒョ)である。

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保管所に現れたジユンが、
ひとりホラーと格闘している男を見て助けようとしたので、
おらは怒鳴った。
「危ない、下がれ! それでもホラー漫画家か!」と。

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ギエ~~~!
納棺師ソンギは近づく女を見て恐怖した。
ほら、言わんこっちゃない(笑)。

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家政婦ジユンは見た…、違った。(笑)
ホラー漫画家ジユンはホラーを目撃し、恐怖した。
男が自分で自分の首の骨を折ったのだ…、違った(笑)。

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見えない霊が男の首を折ったのだ…、違った。
え~い、どっちやねん?
ごめん、違わん。どっちもホンマやねん(笑)。
ややこしいなあ。
ややこしいねん、ちっとばかし、怖かないけど。

同遺体保管所へ到着したギチョル刑事は、
目の前の死体とジユンを見て、彼女を署に連行した。
あれ? なんでギチョルはここのこと知ったんだっけ?
ま、いっか。観たの、1ケ月以上前だもんな。許してたもれ。

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ギチョル刑事はジユンを問いつめた。
なんでおまえが描いた漫画通りに次々と事件が起きるんだ、
なんでおまえが事件の現場にいたんだ、あん? と。
追いつめられたジユンは観念し、恐るべき事実を告白した。

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じつは漫画は私の漫画ではない。
私のPCに送られてくる漫画をそのままいただいて
描いてるの、と。

ギチョルは部下のヨンス刑事に、
ジユンのPCを調べるようにと命じた。

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ヨンスがジヨンの仕事場へ行き、調べると、
告白通り、送られてきた漫画が保存してあった。

この女の子は誰やねん、漫画の子?
おまえ、ええとこ目つけるなあ。
もしかしてこのヨンス刑事となにか関係ある子?
おまえ、刑事になれるで。
じつはもう観てんねん、わし、この映画(笑)。

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送信者IPアドレスから恐るべきことが判明した。
送信してきたのは「幸福マンション」に住んでいる人物。
名前は、ソヒョン。しかも彼女はなんと
遺体保管所で死んだ納棺師ソンギの娘だった。

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ヨンス刑事は、ギチョル刑事に、
妊婦の妻を連れて病院行ってきま~すと言って、
ひとり幸福マンションへ直行した。
おのれの恐るべき過去を暴かれまいとして。

悪いやっちゃなあ。
おまえ、観たんちゃうの。
すまん、トイレ行っててちゃんと観なかったんだべ(笑)。
しようがなかっぺ。
話は面白いのに、観ると意外に面白うないもんな(笑)。

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そうとは知らずギチョル刑事も、
ジヨンを同行させ、幸福マンションへと向かう。
彼女がかつて、ソヒョンという娘と
幸福マンションでともに暮らしていたことを告白したからだ。

かくして第三、第四のホラー事件が起こる準備は整った…、
というお話。

といっても何もわからんだろうから、もちょっと説明をば(笑)。

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ジヨンは漫画家を目指してこの街に住んでたの。

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で、たまたまある日、
家出してきた納棺師ソンギの娘ソヒョンと出会い、
二人して空き家だったこの幸福マンションで暮らしはじめた。

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そのソヒョンはじつは素晴らしき巫女だった。
死んだひとたちに憑依されて、
こうやってかれらの絵を描いたんだよね。

漫画家になりたいんだけど才能のないジヨンは、
やがて恐ろしい考えに憑りつかれた。
ソヒョンの書いた絵をそのままいただいて漫画を描くことにしたのだ。
で、編集者に送ると採用されて、デビューが決まった。

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それに気づいたソヒョンは
ジヨンが描いたものを燃やしてしまおうと部屋に火を放つ。
「お姉ちゃん、やめて。
このひことたちを描いてしまうと、このひとたち、
ひとを殺してしまうのよ」と言って。

でもジヨンは自分の欲に負けて…、
あとは観てくださいな、観たいひとは(笑)。

じゃ、編集長は?
せやねん。

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おかあさん、なにが原因か知らんけど、
顔が傷だらけで周囲に「黒い怪物」と呼ばれて、
ほいで編集長、子供のころいじめられてばかりいた訳。
そのおかあさんがある日、自宅で首を吊った。

彼女がそれを発見して
助けようと思えば助けられたんだけど、
「死んで!」と願って助けなかった訳さ。

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その縊死した母親の霊が
後年ソヒョンに憑依して、絵を描かせた。

その絵をもとにジヨンが漫画を描いたもんだから、
母親の霊がこの世に現れ、漫画通りに編集長を殺した
という訳。

自分で喉をかっ切ってるように見えるんだけど、
母親の霊が背後から娘=編集長のナイフで
彼女の首をかっ切ったんだよね。

凄い! 納棺師ソンギの場合は?
娘のソヒョンはなんで家出したの?

甘い~。
その手がおらに通用するのは1回だけだべ(笑)。

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お話はけっこう面白いのに、
観るとたいして面白くないのは、

ほら、ホラーだぞ、どうだ、怖いだろう。
ほら、また事件が起きたぞ、ほらまた、ほらほらほら!って、
面白がらせること、恐がらせることばっかり
先に立ってるからだべ。
ジユンとソヒョンの話1本に絞ればよかったのにさ。

二人の話が観る側の心にしっかり入ってくるように作れば、
けっこう面白いし、いいホラー作品になったのになあ
と、ホラー好きのおらは残念無念だべ。

漫画はうまいし(笑)、俳優も映像もいいし、
ちょっともったいねえべ。

わかった、監督さん? やっぱり心だよ、心。
心をしっかり描いて、それをホラー仕立てにすりゃいいだけじゃん。
「キャリー」とか「ぼくのエリ」みたいに。

次、期待してるからねえ~。

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■104分 韓国 ホラー
監督: キム・ヨンギュン
脚本: イ・サンハク
撮影: イ・ジュンベ
音楽: チェ・ヨンラク

出演: イ・シヨン カン・ジユン
オム・ギジュン ギチョル
ヒョヌ ヨンス
ムン・カヨン
クォン・ヘヒョ

WEB漫画で描かれた死が現実に起こる恐怖を描く韓流ホラー。主演はTV「ポセイドン」のイ・シヨン。監督は「ワニ&ジュナ ~揺れる想い~」「赤い靴」のキム・ヨンギュン。
ある日、WEB漫画の編集長が変死体で発見される。担当刑事のギチョルは、編集長が担当していた女流漫画家ジユンのWEB漫画に、編集長の死が予言のように描かれていたことに気づく。その後も彼女のWEB漫画で描かれる死が次々と現実となっていくのだったが…。

 


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