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zoom RSS 7番房の奇跡 (2013) 韓国

<<   作成日時 : 2014/09/06 23:50   >>

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[1062]脇のベテラン俳優たちがいいから見れるが、いい人ばっかりになっちゃうとさ(笑) ★★★★☆☆

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「王になった男」を抜いて
韓国映画観客動員数第4位を記録したという映画。

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知的年齢が6歳という知的障害のヨング(リュ・スンニョン)は、
女児誘拐・強姦殺人事件の容疑で逮捕され、収監される。

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控訴したものの公判で自ら罪を認め、のち処刑される。

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殺害されたとされる女の子はチヨンといって、
なんとまあ、偶然にもというか都合よくというか、警察庁長の娘だった!(笑)

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ヨングは当時、イェスン(カル・ソウォン)という
小学低学年の娘と二人で暮らしていたのだが、

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後年、イェスン(パク・シネ)は弁護士となり、法廷で、
殺害されたという少女の死は事故死で、父は冤罪、無罪だ
と亡き父の汚名を見事に晴らす。

裁判といっても「模擬裁判」なのだが、
推理小説好きのひとは知的知的障害のヨングが
控訴審でなぜ自らの罪を認めたか、もうわかるかもね。

という訳で、全体の構成はイェスン弁護士が法廷で
当時、父ヨングが収監されていた「7番房の奇跡」を語りながら真実を明らかに
していくというもの。

ジャン!

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ヨングが収容された鬼も「ケセラセラ」と笑う、当時の7番房囚人メンツ。

左から、
ボンシク、夫婦スリ…、チョン・マンシク。
ソ老人、当たり屋…、キム・ギチョン。
チュノ、詐欺師…、パク・ウォンサン。
ヤンホ、暴力団、当然7番房のボス…、オ・ダルス。

こら! 右端の! 顔見せい、顔!

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マンボム、姦通男…、キム・ジョンテ。

わ〜い、おらが諸君、また会うたなあ、嬉しいなあ楽しいなあ笑えるなあ。
と思うなよ、亜ホンダラ。お、「亜ホンダラ」か、いいな、オツだな。
と喜ぶと思うなよ。
何が奇跡だ。亜ホンダラ囚人どもめ。全員、下向け〜、下っ!(笑)

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ちなみに模擬裁判に証人として出廷するこいつらの現在。

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マンボムとボンシクは巫女。相変わらずの騙り屋。
何? 人生そんなもんよ? 亜ホンダラ、おまえらだけじゃあ、そんなもん!(笑)

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ヤンホ、神父。
てめえ、ふざけてるな、オ・ダルス。僕はふざけてない? 何が僕だ。
僕は「悔悛した罪の男」だと? ほら、ふざけてるじゃねえか! 
この野郎、俺がきのう珍しく「新約聖書」書いたと馬鹿にしやがって!(爆)

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なんでお前まで教会でオルガン演奏してんじゃあ〜〜〜!(笑)

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え? げっ! まさか、サンミョン!? 久しぶりだなあ。
よっ、元気か、パク・サンミョン? 何してんだ、お前まで教会で。

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話せば長いこと。
実は俺も当時、あの刑務所に服役してた訳だ。
役名? パク・サンミョンだ。特別出演だからよ(笑)。
で、オ・ダルスの野郎と所内の縄張り争いしててよ、
ある日、俺があいつを殺そうと思い、ナイフ手にぶつかって行ったらよ。

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ヨング君が俺に気づいて、オ・ダルスを庇い、
結局、俺はヨング君を刺してもうた訳よ。後はオ・ダルスに聞け。
わかった。しかしへっぴり腰だべな、みんな。
しようがあんめえ。俺もあいつも歳だしな(笑)。

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ヨングが房に入ってきた時は、幼女暴行てんでいじめたけどよ、
極道の俺にも誇りつもんがある訳だ、命の恩人だしよ。
で、言った訳よ。礼をしてえ、欲しいもんはあるかってよ。

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そしたらおめえ、あいつが娘に会いてえなんて言うから訳聞いてよ、
で、こいつらに命じてよ、幼きイェスンちゃんをばダンボール箱で房に運び入れて、
「ごたいめ〜ん」させちゃった訳よ。

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そんなに驚くこたあねえぜ。俺にできねえことはねえのさ。
何しろ奇跡の男と呼ばれてた訳でよ。
で、気づいた訳よ。そうかあ、俺、道間違えたのかもしんねえなあってよ。
だからこうやって出所後、俺様は神父様になった訳よ。これでいいかい。

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そうか。その話じゃなかったな。
子供てのはいいなあ。イェスンちゃんが可愛くて可愛くて、
男臭せえ7番房がすっかり学芸会房みたく明るく楽しくなってよ、
シャバに帰すのが惜しくなってよ、
俺たちすっかり幼女誘拐犯ヨング化しちまったぜ。ははは(笑)。

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なんて笑って場合じゃねえぜ、まったく。
保安課長についに露見しちまって所内中大騒ぎよ。
ヨングは課長にさんざんぶん殴られて独房入れられるし、
イェスンちゃんはまたヨングと引き離されてシャバに戻されるし。
グスン(泣)。続きはサンミョン兄貴に聞きな。

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その時、俺も独房入れられててよ、例の一件で。
しかも10回目。何も人刺したくらいで入れるこたねえだろ、な。
で、トサカに来て手下に道具ば入れさせて火点けた訳よ、房に。
死んでやろう思うてよ。

そしたら保安課長が囚人たちば所外に出し、房に飛んできた訳よ、俺の。
ありゃ殺そうと思って飛び込んできたんじゃねえか、俺を。
俺の韓国映画界における燦然たる業績に嫉妬してよ。ははは(笑)。
で、揉みあってると木柱が倒れてきて二人とも下敷きになってよ。

後は元保安課長のチョン・ジニョンに聞いてたもれ。

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あの時、私は病院のベッドで目が覚めた。隣のベッドでヨングが寝ていた。
医者に聞くと、ヨングが火の中に飛び込んで私を助け出したのだそうだ。
私は驚いた。かれが所に送られてきてからというもの、
かれが許せず、私は人一倍かれをぶん殴っていたからだ。

なぜ私がかれを憎んだか? 映画を観ればわかる(笑)。

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私は初めておかしいと思った。
ヨングはサンミョン事件の時もオ・ダルスを助けていたからだ。
そんなヨングが幼い女の子の命を奪うだろうかと。
私は処罰を覚悟で7番房にヨングの娘イェスンを贈ることにした。

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後輩の刑事に頼み、ヨング事件の資料を密かに読み返した。
やはりおかしいと思った。ヨングは、知的年齢6歳の障碍者だ。
こんなに理路整然とした供述ができる訳がない。
供述書にこんなにしっかりしたサインを書けるはずがないと。

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私は警察庁長官にお会いし、ヨング事件の再捜査を願い出た。
長官は拒否された。当然予想はしていた。被害者は長官の娘さんだったからだ。
私は控訴審に賭けることにし、7番房の連中に入れ知恵をした。
いまこそ君には告白する。あれは私の入れ知恵だったのだ。
でなければ知的年齢合計15歳のあの麗しき5人に、あんな公判訓練など
できる訳がない(笑)。

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課長・サンミョン救出事件以来、わしらも変だと思ったべがな。
ひとのために命を投げ出すようなこの阿呆ヨングが
小っちゃい女の子を誘拐して殺すなんてありえんわい思うて。
聞いたら案の定、殺しとらん。
女の子がセーラームーンのランドル売ってるお店、おじさんに教えたげる、
こっちや、言うて走ってった。足早ようてやっと追いついた思うたら、

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その女の子がこうやって倒れてた。で、あかん思うて
心臓マッサージしとったら、おばさんに見られて捕まってもうたんや、と。

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じゃ、なんで女の子は死んでもうたんやいう話になって、
ああやないこうやない言うてわしらは毎日実験、討論しおうたんや。
で、あ、そや! と、ついに恐るべき真実の解明に至った訳や。
何、わしら悪知恵だけは働くし、現場検証は百戦練磨やしな。
される方やろ? またあ、そんなこたよろしおますがな(笑)。

え、真実は? そんなん映画観りゃわかりますがな。観てちょ。

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あとはヨングの公判訓練や。
なにしろ知的障碍抱えてまっしゃろ。思うように喋れん。
ほいでこう聞かれたらこう答えろ。こう聞かれたらこうや言うて。

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来る日も来る日も控訴審に備えて特訓につぐ特訓や、喋る。
いやあ、わしもあれくらい若い時分に勉強しとったら、
オックスフォード出て、今頃は大学病院の院長やったでえ。
誰や、喋っとるの。なんや、当たり屋人生のギチョンさんやったかいな(笑)。

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国選弁護士は公判前からすでにまったく信用できなかった。
闘う相手は警察庁長官だったからだ。
それでも7房の連中の話を聞き、私は勝てると思った。

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俺たちも絶対勝てると思って送りだしたよ。
俺たちの事件の推理は完璧だったし、ヨングも弁論を完璧にマスターしたしよ。

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でもよ、ヨングは裁判で一言も喋らなかった訳よ。
「私が殺りました」と殺害を認める供述以外はよ。
なんでか? 知りたかったら映画観ろよ。
あの野郎…!

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で、慰問イベントが行われたクリスマスが近い日、
俺ら囚人と刑務官全員で大芝居を打ち、ヨングとイェスンちゃんを
気球に乗せてソンナム刑務所から逃亡させようとした訳よ。

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ところがおめえ、もちょっとと言うところで
ロープが鉄条網に引っかかって、逆転の「大奇跡」ならずでよ。

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結局、あいつ、小っちゃいイェスン残して逝っちまいやがってよ。

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その後、私と妻はイェスンを引き取り、私たちの子として育てた…、

という、ファンタスティックな味付けがされた心温まるお話だよ。

泣ける映画ということになってるようだが、私はそんなに泣けなかったかも。
ヨングをやってるリュ・スンリョンが「知的障碍者」を演じることに
一杯一杯になってて、回りの連中とちょっと噛み合ってないんだよね。
心がうまく流れていかない、それが見えて…。

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演出的に一番よかったのはここ。
成長した現在のイェスンが法廷で20年前の父を抱くシーン。
20数年前の公判と、現在の模擬公判が一瞬重なるんだよね。
ここはすごくよかったよ。

しかし脇のベテラン連中がほんといいから楽しめるよ。

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懐かしかったなあ、パク・サンミョン。相変わらずいいよなあ。
なんでみんなもっと使わないんだよお〜!


■127分 韓国 ドラマ/コメディ
監督: イ・ファンギョン
脚本: イ・ファンギョン
キム・ファンソン キム・ヨンソク
撮影: カン・スンギ
音楽: イ・ドンジュン
出演
リュ・スンリョン イ・ヨング
パク・シネ イェスン(成人)
カル・ソウォン イェスン(少女)
チョン・ジニョン イェスンの義父
オ・ダルス ヤンホ
パク・ウォンサン チュノ
キム・ジョンテ マンボム
チョン・マンシク ボンシク
キム・ギチョン ソじいさん

知的障害を抱え無実の罪で収監されてしまった父親とその娘が、同房の囚人仲間たちの助けを借りて繰り広げる奇跡の物語を描き、本国韓国で大ヒットした感涙ストーリー。出演は父親ヨング役に「王になった男」のリュ・スンリョン、娘イェスン役には、6歳の少女時代をこれが映画デビューのカル・ソウォン、大人時代をTV「美男(イケメン)ですね」のパク・シネがそれぞれ演じている。監督は「角砂糖」のイ・ファンギョン。
知的年齢が6歳のヨングは、しっかり者の6歳の娘イェスンの父親。2人は貧しくも、幸せな日々を送っていた。そんなある日、ヨングは不幸なトラブルに巻き込まれ、少女殺害の濡れ衣で逮捕、収監されてしまう。そして7番房に入れられた彼を待っていたのは先輩囚人たちの手荒い洗礼。ところがある時、ヨングはふとしたことから房長ヤンホの命の恩人に。そこで7番房の囚人たちは、イェスンに会いたいというヨングの願いを叶えようと、彼女を7番房に潜入させるための一大作戦を決行する。こうして塀の中で感動の再会を果たしたヨングとイェスンだったが…。

 

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