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zoom RSS ひばりのサーカス 悲しき小鳩 (1952) 日本

<<   作成日時 : 2015/04/22 22:32   >>

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[1091]聞けや歌え、15歳ひばりの戦後の悲しき歌声(^^♪

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父親が農林技師だというまり子は、
信州のあるミッション・スクールに預けられ、勉強をしていた。

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学校では聖歌隊の一員だが、流行り歌が上手で、
先生たちに少女歌劇に入ったらと嫌味を言われていた。

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ある日、
父親がセーターとお菓子をお土産に面会にやってきて、
友達に羨ましがられるが、
まり子はたまには母親も会いに来てほしいと思った。

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町にサーカス団がやってきたので、
友達と一緒に先生に内緒でこっそり見に行った。

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ライオンの芸にびっくりして感動した。
あのライオン使いのおじさんカッコいいなあと思ったら、
それもそのはず、

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日本が誇る美男子、佐田啓二さんだった(^^♪

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空中ブランコの曲芸はものすごく怖かった。
あんな怖いことするひと誰だろうとよく見ると、

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真ん中のお姉さんは世紀の美女、岸恵子さんだった(^^♪

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うわ〜っ、岸恵子さんあんなことまでできるんだと、
まり子は感動のあまり卒倒しそうになった(^^♪

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帰りにテントの裏を覗いてまり子は茫然とした。

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きのう面会にやってきたばかりの父親の姿があったからだ。
農林技師というのは嘘でサーカス団員だったのだ。
それもピエロの。
父親と目の合ったまり子はたまらず走りだした。

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父親は必死でまり子を追いかけ、
長いこと嘘をついてごめんと心から謝り、お前だけは
父さんみたいにならないよう一生懸命勉強してくれと頼んだ。

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しかしまり子はお父さんと一緒に暮らしたいと
学校を飛び出し、サーカス団を訪ねてきた。
父親は頭を抱え、席を立った。
その隙に背中を向けているピエロのおじさんが、

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うわっ、おらが堺駿二さんだあ〜!(^^♪
その堺のおじさんが尋ねた。
「お嬢さん、何か得意なものある?」
返事を聞くと境のおじさんから世紀の知恵が飛び出した。

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まり子は楽団の演奏とともにステージに飛び出した。

♪夕焼け空の 赤とんぼ
風に流れて 淋しかろ

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隙を突かれて父親は心臓が止まるかと思ったが、
娘の声があまにりも素晴らしく涙がでた(^^♪

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境のおじさんと啓二兄さんは、
親子は一緒にいるのが一番だと、まり子の願いを叶えて
やろうと思ったのだった。

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♪俺も淋しい 股の旅

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父親もまり子の気持ちを受け入れることにし、
まり子と父親は翌日から一緒にステージに立った。

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♪赤い夕日の 知らない町で 
うかれジンタを 涙で聞いて

ひばりの歌が聞こえてきた瞬間、
ほんと言うと私は涙ドトドッだよねえ(^^♪
結構テンポ早くてしっとり歌ってる訳じゃないんだけど、
なんだかめちゃくちゃ情感が溢れだしてるんだよねえ。
この時まだ15歳だよ、15歳。恐ろしいよねえ(^^♪

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以来、父親と一緒に旅から旅のサーカス娘。

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団長さんを初めみんな優しく、まり子は幸せだった。

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まり子は知らなかったが、
母親はサーカス暮らしに馴染めずに父親と離婚し、
熱海で旅館のおかみさんになっていた。
パトロンがついたのだ。

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手紙でまり子がサーカス暮らしを始めたことを知り、
心配のあまり会いに行った。
が、元夫に会わせてもらえなかった。
母親は私の三宅邦子さん(^^♪ 
パトロン役はひばりを見い出し、
ひばりの「師匠」とも言われた川田晴久さんさん。
父親の徳大寺伸さんも懐かしいなあ。いいキャラだったなあ。
しかしどう、凄いメンバーだろう♫

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啓二兄とブランコ乗りのキャプテンが
恵子姉を巡って喧嘩になり、啓二兄が倒れた。
恵子姉を巡って男たちが闘うのは仕方がないことなのだ(^^♪

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まり子のためにも以前のようにカッコいいライオン使いに
戻りたいと思っていた父親が、急遽代役に立った。

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だが父親はライオンに襲われ、病院へ運ばれた。

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一命を取りとめたものの油断を許さない状態だった。

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まり子は団長の許可を得て、
父親と別れて熱海にいる母親にひとりで会いに行った。
そうして父さんのために帰ってきてほしいと頼んだが、
パトロンと暮らしている母親の事情を知った。

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夜、こっそり旅館を抜け出し、汽車に乗った。
お金が足りずに切符は信州までしか買えなかった。
隣席の母親の赤ちゃんを抱いて子守唄を歌ってやった。
自分の母さんのことを思いながら。

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隣席の母親も信州で降りた。
親切なその母親のおかけでまり子はトラックで長野へ
帰ることができた。

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病院へ着くと父親は危篤状態だった。
まり子が母親に会ったことを知ると
「よかったな」と一言いい、息を引き取った。
まり子は泣いた。

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境のおじさんも廊下へ出て泣いた。
笑いのないキャラを演じている堺俊二も珍しいんだけど、
これがまた凄くいいんだよねえ(^^♪

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父親を亡くした後、まり子は
歌うサーカス娘としてみんなと一緒に巡業を続けた。

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♪赤い夕日の 知らない町で 
うかれジンタを 涙で聞いて
歌うわたしは サーカス娘
夢も淋しい 水色リボン

まり子は悲しみを堪えて笑顔で歌った。

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啓二兄と恵子姉はそんなまり子をいつも袖で見守ってやった。
この映画の翌53年、「君の名は」が公開されたんだけど、
すでに真知子と春樹の雰囲気出てるよねえ(^^♪

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ある日、まり子を心配する母親が現れた。

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母親に気づいたまり子はステージを下りて袖に走った。

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母親は娘を抱きしめて泣いた。
どうしているか心配で。まり子を連れて帰りたい、と。

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まり子は言った。
お母さん、まり子はここにいます。その方がいいの。
あたしがお母さんの所へ帰ったら、お母さんは幸せでなくなる。
ここのひとたちはみんな可愛がってくれるし、
亡くなったおとうさんのためにも、と。

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「さようなら」
まり子は母親に別れを告げ、ステージへ戻った。

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そうして、悲しき小鳩は歌い続けた。

♪山のかけすは 日暮れにゃ帰る
なぜか帰らぬ 愛しいピエロ

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♪涙こらえて 父の名呼べば
雨は降る降る テントは濡れる

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この物語、なんだか少女期のひばりさんの家族を
そのまま彷彿させるものがあるよね。
「青空楽団」を作って巡業する母・加藤喜美枝と歌う少女・和枝。
高知で事故に遇ったあと、「もう歌はやめさせろ」と怒った
魚屋さんの父・加藤増吉(^^♪

映画では父親と母親の役割が正反対になってるけど、
このラストシーンのまり子と母親信子は
もうそのまんまといった感じがあって、
私なんかボロボロにされちゃうよねえ(^^♪

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ここで描かれている
サーカス芸人たちのその日暮らしの生活はそのまま
戦後の日本人の暮らし。
そしてひばりの声はまさにその戦後の日本人の情感を
映し出しているように私には見える(^^♪





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■91分 日本 ドラマ
監督: 瑞穂春海
製作: 山口松三郎
企画: 福島通人
脚本: 伏見晁
撮影: 布戸章
美術: 中村公彦
音楽: 万城目正 田代与志
出演
美空ひばり
佐田啓二
岸恵子
徳大寺伸
三宅邦子
堺駿二
清水一郎
北龍二
川田晴久
磯野秋雄
本橋和子
高松栄子
水上令子
比良多恵子

小野まり子は信州の小都市のミッション・スクールに預けられて勉強していた。学校の聖歌隊の一員だが、かくれて唄う流行歌に天才的なひらめきを見せていた。農林技師とばかり思っていた父隆太郎がサーカスの道化師だったことがわかると、まり子は学校をやめて父と共にサーカスの巡業に加わった。そのうちにまり子の唄が人々の注意をひき、彼女は象使いの河多の伴奏で観客の拍手を浴びるようになった。まり子は父との生活に満ち足りていたが、唯一つ母が一緒でないことが淋しかった。母信子はサーカス暮しに愛想をつかし、隆太郎と別れ、パトロンを見つけて熱海で旅館を経営していた。まり子の学資はその信子から出ていたが、まり子がサーカスの父の許にいるときくと、まり子の将来のために、自分の許へひきとりたいといい出した。が、隆太郎はそれをきっぱりはねつけた。ある日若い猛獣使いの健吉が恋人の春江のことで仲間と争い、怪我をさせられたので隆太郎が昔に帰って出演し、致命的な負傷した。父の容態があぶないと知って、まり子は初めて母の居所を知らされ熱海まで迎えに行くが、母に他の男があると知って失望して帰って来た。然し息を引きとる父の手をにぎってまり子は、母が心配してすぐに後から来ることになっていると、慰めるのだった。

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