フレンチ・カンカン_2 (1954) フランス

[1181]史上最高のオペレッタ。フレンチ・カンカンを観にムーラン・ルージュへ行こう(^^♪

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ダングラール小父さんの稽古場生活が始まる。
オラは慣れっこだけど、小父さんもまるで意に介してないぞよ。
食事は皆が持って来てくれる残りもの(^^♪
ポーロがまた現れるが、どん底生活を見て今日は許してやる
だってさ(笑)。

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お、向かいのアパートに住んでる女、いい声してるな!
と気に入り、即スカウト(^^♪
器を失っても前向き、頭の中にはショーの事しかない。

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オッと!ある日、冒頭からひたすらミニを追っかけていた
某国皇太子が、花束を手に恋の坂道で遂に声を掛けてきた(^^♪

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皇太子が丘の上で恋を告白する。
恋はこれが最初で最後でしょう。
私はこの恋に命を賭けてます、だと(^^♪
ミニは言う。
愛せるものなら殿下と無条件で結婚したい。
でもポーロというパン焼きの恋人もいるし、と。
「踊りは?」「やりたいけどムーラン・ルージュが建たないの」

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ジャジャ~ン!ムーラン・ルージュの建築が再開された。
そ。某国皇太子がミニの為に金を出してくれたのだ(^^♪

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完成まであと僅か。稽古を工事中の店内に移す。
ダングラールはスカウトした件の女性への歌の指導に夢中。
おいおい、小父さん♬

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と、そこへローラが皇太子を連れて乗り込んで来た。
おい小娘、良い気になるんじゃないよ。
あんた隠してる事があるだろ。ホラ、殿下の前で言ってみな、と。
あ~あ、嫉妬に狂った女ほど怖いものはねえべ(^^♪
ミニもずっと申し訳ないと気に掛かっていた。
で、素直にダングラール小父さんとの事を告白し、泣き崩れる。

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皇太子は人払いをし、まんじりともせず一人時を過ごした。

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そして夜、ミニがダングラールと
楽屋の方から出て来るのを確かめると、

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内ポケットから短銃を取り出し、撃った。自分を。

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忽ち号外がパリの街に舞う。

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ダングラールらは皇太子の運び込まれた病院に詰める。
ローラは自分の嫉妬と行動のせいだと反省し、
ダングラールとミニに謝った。
そのローラに感動した男爵も改めて協力を申し出た。
が、皇太子が死んだら国王が店を相続し、
ムーラン・ルージュはアウトになるかも知れない!

と、その時、皇太子を診た医師が出て来てただ一言、
「傷は浅い」と言い、さっさと帰っちゃったよ。
おいこら、待てえ~(笑)。

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皇太子は、私は思い上がっていたとミニに謝る。
「動物は一族で固まり決して交わらない、僕は禁を犯そうとした」と。
育ちが良いからイチイチ言う事が違う。オラも反省(笑)。
そして言う、
贈り物が欲しい、帰る前にパリの思い出を。
土地の若者の役をやりたい、
密かに君を愛し初めてデートする若者の役を。
歳を取ったらパリでのロマンスを若者に話したい、と(^^♪

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ミニは退院した皇太子とデートする(^^♪
お~モダ~ン! 壁のポスターもちゃんと見るのよ。

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ここでオランピア劇場などで歌う当時の歌手が登場する。
その一人、我等がエディット・ピアフ(^^♪
どうだ、参ったか凄いか嬉しいか、この映画(喜)。

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そして恋の坂道での別れ。
皇太子はミニの贈り物に対して返礼をする。
それは宝石と、

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ムーラン・ルージュの権利書だった、
ダングラール名義に書き換えた。
いやいや、皇太子のミニへの恋だけで
「パリの休日」を撮れそうな、お洒落なお話だよねえ(^^♪

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家の前でポーロが待っていた。
彼は求婚する。が、私はもう昔のミニではないのと断る。

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玄関先で酔った往年のあのカンカン女王が寝ていた。
ミニは彼女の為にもカンカンを踊らなくちゃ
と思ったんだろね。

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ジャン❢ 遂にムーラン・ルージュの歴史の幕が開く。
カンカン踊りと、男(皇太子)を売ったミニ見たさに、
観客がドドドドド~と洪水の如く赤い風車に押し寄せた(^^♪

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いやいや、活気があって羨ましいなあ。
今の日本、何人集まろうとこんな活気なんかもうありゃせんで。
舞台の仕込みだって同じ。
以前は朝から夜中まで威勢の良い大声が飛び交ったものだが、
いつ頃からだろう、すっかり声が消え、灯が消えた感じ。
気持ち悪くて私が大声出そうものなら、変人・狂人扱いさね(泣)。

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ここからラストまで20分以上の
怒涛のファイナル・ショーが始まる。
映画史上最大にして最高のショー❢(^^♪
しかも裏はてんやわんやの大騒動(喜)。

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トップバッターはこの蛇男カジミールの歌と踊りだよん(^^♪
フィリップ・クレイ、調べたら出演作品は僅か8本。
こんなに素晴らしい俳優なのに、ステージ専門だったのかな?

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そして我等がシナの女王ローラのダンス(^^♪
背後、飾り棚の楽団、お人形さんみたいで可愛いぞお。

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ステージ上でクマさん三匹組が見惚れる。

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そしてフロアにいる人間三人組も。
しかし何だったんだろ、何故か騒動の場に常駐するこの連中。
もしかしてパリのお笑いスリ軍団?(笑)
可愛いよねえ(^^♪

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そしてオッと!庭への扉が開いて
ダングラール仕込みの女エステールが
楽士たちを引き連れてシャンソンを歌い出した(^^♪

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いやあ、往年の紅テントみたいでもう最高。
私はコンクリートの壁に囲まれた劇場に行くと
それだけでもう息苦しくなって外へ飛び出したくなるんだけど、
こういう劇場だと永遠にいられる。ねぐらにしたい(^^♪

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ダングラールが心配の余り幕の隙間から
お気に入りの歌手エステールのステージを覗く。ミニも。

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が、ミニはすぐにこんな目でダングラールを。
うわ~ヤバイ~(^^♪

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客は下町の花エステールの歌に酔い知れる。

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入れ替わりに舞台に口笛詩人ロベルトが現れ、
ピーヒョロロ、ピーヒョロロ…、てな事はないか。
ま、観れば分かるさね(^^♪

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エステールが楽屋に飛んで帰って来る。
興奮して「もう離れないわ」とダングラールと熱いキスを交わす。
ミルは見た!(笑)
「裏切るの!」とダングラールに刃の声を放つと、
ダダッと楽屋へ走り、中から衣装を投げ捨てバタン!
閉じ籠っちゃたよ、出番直前なのに。

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さあ大変。みな事件に驚いてミニの楽屋前に大集合(^^♪
エステールは泣きそう、
ローラはダングラールをひっ叩きそうになる。
踊り子たちはドアを叩いて
「勝手すぎるわ」「お願いミニ、出て来て」etc.
ダングラールはグルグル回りの石地蔵(笑)。

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詩人ロベルトの口笛が楽屋裏まで流れてくる。
お~、なんてお洒落で素敵なバック音楽なんだろ(笑)。


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ロベルトの口笛演奏が終わると
進行司会を兼ねる蛇男カジミールが必死に時間稼ぎを。
「フレンチ・カンカンが始まるまで少々お待ち下さい。
その間に今年のヒット曲をどんぞ」(^^♪

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すかさず客席は猛烈なブーイングの嵐。ブーブー!(^^♪
「あ、いえいえ、そんな訳じゃなくて、あの、その、
そうだ、舞台を変えなきゃいけないのでして」

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楽団が演奏を始め助け船を出す。
爺ちゃん指揮者、頑張って一人踊りまくり棒を振る(^^♪

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ミニの母ちゃんが異変を察し客席から楽屋へ飛んで来る。
「お開け、母さんだよ!」
ミニが現れる。「ひっ叩けば?」
今やミニの味方のローラが聞く。「どうするのよ」

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ミニがすかさず言う。
「一つ条件がある。彼の誠実さを」

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オッと!その言葉を耳にした途端、
我等が大彫刻ジャン・ギャバンの顔色が変わった。
顎を引いて気合を溜めて、一気に怒鳴り始めたあ~!

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「俺を籠の鳥にしようてのか?
それは無理だね。俺はダメになってしまう。
隠居して貰いたいのか? それはごめんだ。
この際はっきり言っておくぞ。
恋人なら殿下、夫ならポーロを選べ。
一方は毛皮に宝石、もう一方は平穏な暮らし。
俺にはどっちも無理だ! 美男子でもないっ!」
おっ、分かってるじゃないか。なのに何故モテる?(^^♪

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「俺に大切なのはスターを作り続ける事。
それは君だ、彼女だ、ほかにもいるだろう。
君の望みなど問題じゃない!
大切なのは客を楽しませる事だ。
悲しいのはな、客が怒るからじゃない。
いい劇団員を失うからだ!
劇団員じゃないなら出て行けっ‼」

決まったあ~。その通り~!俺も言うぞお。
そういう事が君らは全然分かっちょらんのだあ~!(^^♪

しかしオラがギャバンよ、
小父さんの顔、面白すぎ。漫才じゃないんだからさ(爆)。

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そう言ってダングラールは皆を引き連れて去り、
嗚呼、我等がミニ一人残された。


※「フレンチ・カンカン」_1
※「フレンチ・カンカン」_2
※「フレンチ・カンカン」_3

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■102分 フランス ミュージカル
監督: ジャン・ルノワール
脚本: ジャン・ルノワール
撮影: ミシェル・ケルベ クロード・ルノワール
音楽: ジョルジュ・ヴァン・パリス
出演
ジャン・ギャバン
フランソワーズ・アルヌール
マリア・フェリックス
フィリップ・クレイ
ミシェル・ピッコリ
ジャンニ・エスポジート
エディット・ピアフ
シュジー・プリム
ヴァランティーヌ・テシエ

ハリウッド製ミュージカルのひたすら上向きな幸福感とはまた違った、酸いも甘いもかみわけた大人の音楽喜劇として、膨らみのある幸福感に浸らせてくれる、ルノワールの傑作オペレッタ。彼が15年ぶりに祖国フランスで撮影した作品で、「大いなる幻影」以来のギャバンとの仕事でもある。1888年のパリで上流向けのクラブを営んでいたダングラールは、下町のキャバレーで見初めた踊り子ニニ(アルヌール)に触発され、自分の店を処分し、その店“白い女王”を買い取り、カンカンの復活を軸とした新しいショウを見せる娯楽の殿堂にしようと画策。が、女性にもてる彼をめぐって、以前の店からのスター、ローラとニニが衝突を繰り返し、ローラに気のある出資者が援助を止めたりして、なかなか計画通りにいかない。ニニにはポウロというパン職人の恋人があったが、嫉妬深い彼よりダングラールの渋さに参ってしまった。そんな彼女に秘かに焦がれて自殺まで図ったアラブの王子は、彼女との一度の逢瀬に満足して、その支援で何とか店も開店に漕ぎつけた。が、ショウの本番の直前、他の歌手にちょっかいを出すダングラールに腹を立て、ニニは楽屋にこもってしまう。けれども、観客の彼女を呼ぶ声に押し出されるようにフロアに出て、仲間と共にフレンチ・カンカンを快活に歌い踊るのだった。パリの名物だったムーラン・ルージュの由来を描いており(創始者ジドレルの名は変えられている)、ピアフを始めとするシャンソン歌手たちのゲスト出演も楽しみ。ラストのカンカンの勢いに魂を奥底から鼓舞され、ヴォケールの歌う主題曲“モンマルトルの丘”の楽しく、どこか感傷的なメロディには幸せな涙を流す、そんな作品だ。

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