フレンチ・カンカン_3 (1954) フランス

[1181]史上最高のオペレッタ。フレンチ・カンカンを観にムーラン・ルージュへ行こう(^^♪

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ミニはダングラール小父さんの言葉がめちゃ堪えた。
涙が止まらなかったがすぐに後を追い、言った。
「すぐ行きます!」

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女王ローラが楽屋を飛び出し、ミニを抱き締めた(^^♪
ダングラールが皆に声をかける、
「カンカンだ。さあ、急いだ」

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蛇男カジミールが飛んで来て怒鳴る、「社長、口上を!」
「お前がやれ」「え~!?」「早くやれ」
実はダングラール小父さん、緊張の余り声が出ないのだ(爆)。

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カジミールが飛び出し、ヤケ糞で脚を振り上げ叫ぶ。
「お待ちかね、フレンチ・カンカン!」
観客が興奮して悲鳴を上げる(^^♪

さあ、ここからだよ。
映画史上最大にして最高のフレンチ・カンカンが始まるのだ!




(私のフェイスブックではこのシーンの動画が観れるよ(^^♪)

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突如、観客の背後から。

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突如、天井から。

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突如、壁を突き破って。

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突如、我等が踊り子どもが満面の笑顔と気勢を発し、
突如、怒涛の如くフロアに飛び込んで来て、
この世は既に興奮の台風100号に飲み込まれる(^^♪

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そして主役は某国皇太子を殺した我等がミニ(笑)。
愛するダングラールに送り出され、

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突如、楽団のいる二階ステージに現れ、
突如、大空に身を投げ、

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男たちに抱え上げられ(^^♪

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いやはや、
フロアはもう熱狂天国と化すしかねえで~!(^^♪

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ミニの下町母ちゃんも、友達も、洗濯小娘たちも大喜び。

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喜んでないのは恋に破れたこのポーロだけ。
傍でミニの女友達がそのポーロにハラハラドキドキ(^^♪
放っとこ♬

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カンカンと言えば踊り子たちの舞うスカート。
ヒエ~真っ白。ヒエ~堪らん~(^^♪

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だがまだ始まったばかり。伊豆田峠の例もある、
とダングラールの緊張は解けず(笑)。
あ、「雲がちぎれる時」を観てない人には分からんか(^^♪

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ミニ💛ミニ💛ミニ💛ミニ💛ミニ💛ミニ💛

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わっ、ダングラール小父さんも
ミニの余りにも可愛いお尻に目をやり遂にニッコリ(^^♪

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どう? 写真見てるだけで凄いだろう。
この辺りになると私はもうケタケタ笑いながら
同時に涙をポタポタ零しちゃってるんだよねえ。
何だか感極まって体はガクガク(^^♪
何でなんだろう。

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たぶん綺麗だからなんだと思う。
物語も、映像も、人物も、出演している人たちも
本当に綺麗。一点の汚れもない。
人間の嫉妬、憎しみ、裏切り、暴力といったものも
描かれているんだけど、それさえも美しく描かれている。
だから何だか生きて在る事自体があり得ないほど
歓喜に満ちてくるんじゃないかなあって気がする(^^♪

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ダングラール小父さんも緊張は何処へやら、
今やすっかり彼女たちに取り込まれ、
一緒にステップまで踏んでいる(^^♪

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ローラと一緒にカンカンを見ていたバルテール男爵は
私同様、幸福感に包まれてローラにプロポーズ。
ローラも幸せ一杯で即OK(^^♪
あゝ、神様、どうぞ二人が夢から覚めませんように(笑)。

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一人不機嫌に怒り捲っていたポーロまで
いつしか幸せ気分一杯になって心配ししてくれたミニの
女友達をしっかり抱いて、はい、新しきカップル誕生(^^♪

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画家ピエール=オーギュスト・ルノワールは
「楽しくなかったら絵なんか描かない」と言ったが、
言い換えるとその息子ジャン・ルノワールも、
そして出演者たちもスタッフも、
楽しくなかったらこんな映画なんか撮らない!と言って
この映画を撮っている?(^^♪

徹底的に楽しいショーを作る事で
生活の厳しさや現実の苦しさを吹き飛ばし、
生きる事の幸福を観客と共に分かち合おうとしてる?

なので観ててこの映画が酷く綺麗で
私らに歓喜を与えてくれるんじゃないかと思う。

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「踊りを止めるの?」「まさか!」(^^♪

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我等がダングラール小父さんもいつの間にか
客の中に紛れ込み、ちょっとポーズとって自慢してみた。
「エッヘン」(^^♪

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♪恋は素晴らしい 美しい恋
 恋は喜び 心は歌う
 恋は素晴らしい キスで幸せ
 だから歌う 恋 恋 恋

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いやあ~面白かったあ~。
久しぶりに観たんだけどホント、
相変わらず映画史上稀にみる大傑作してるよなあ。

やっぱりアレだよなあ。
だからアレだよ。ほら、アレアレ。

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ジャン、戦時中にアメリカに亡命し、
15年ぶりに祖国フランスで撮った作品がこれなんだけどさ、
父ちゃんの描いた絵画の世界を絶対映画にしようと思って
この「フレンチ・カンカン」を撮ったんだと思うよ。

デビューした頃、傑作は撮るんだけど興業的には失敗、
父ちゃんの絵を売って借金返したって言う借りもあるしさ(爆)。

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見てよ、ホラ、この父さんの絵。
この映画、この絵をそのまま1900年代のモダニズムに
置き換えてるだけじゃん(笑)。

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印象派の「光」の世界と色彩感覚そのままじゃん。
な、ジャン!(^^♪

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見て、ホラ、これ、父ちゃんの描いた
「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」。

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これ、我等がミニ。
どう考えたってミニ、イレーヌだもんな(^^♪

はい、おしまい。
観ないと人生3個くらい損する感じだよお~!


※「フレンチ・カンカン」_1
※「フレンチ・カンカン」_2
※「フレンチ・カンカン」_3


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■102分 フランス ミュージカル
監督: ジャン・ルノワール
脚本: ジャン・ルノワール
撮影: ミシェル・ケルベ クロード・ルノワール
音楽: ジョルジュ・ヴァン・パリス
出演
ジャン・ギャバン
フランソワーズ・アルヌール
マリア・フェリックス
フィリップ・クレイ
ミシェル・ピッコリ
ジャンニ・エスポジート
エディット・ピアフ
シュジー・プリム
ヴァランティーヌ・テシエ

ハリウッド製ミュージカルのひたすら上向きな幸福感とはまた違った、酸いも甘いもかみわけた大人の音楽喜劇として、膨らみのある幸福感に浸らせてくれる、ルノワールの傑作オペレッタ。彼が15年ぶりに祖国フランスで撮影した作品で、「大いなる幻影」以来のギャバンとの仕事でもある。
1888年のパリで上流向けのクラブを営んでいたダングラールは、下町のキャバレーで見初めた踊り子ニニ(アルヌール)に触発され、自分の店を処分し、その店“白い女王”を買い取り、カンカンの復活を軸とした新しいショウを見せる娯楽の殿堂にしようと画策。が、女性にもてる彼をめぐって、以前の店からのスター、ローラとニニが衝突を繰り返し、ローラに気のある出資者が援助を止めたりして、なかなか計画通りにいかない。ニニにはポウロというパン職人の恋人があったが、嫉妬深い彼よりダングラールの渋さに参ってしまった。そんな彼女に秘かに焦がれて自殺まで図ったアラブの王子は、彼女との一度の逢瀬に満足して、その支援で何とか店も開店に漕ぎつけた。が、ショウの本番の直前、他の歌手にちょっかいを出すダングラールに腹を立て、ニニは楽屋にこもってしまう。けれども、観客の彼女を呼ぶ声に押し出されるようにフロアに出て、仲間と共にフレンチ・カンカンを快活に歌い踊るのだった。パリの名物だったムーラン・ルージュの由来を描いており(創始者ジドレルの名は変えられている)、ピアフを始めとするシャンソン歌手たちのゲスト出演も楽しみ。ラストのカンカンの勢いに魂を奥底から鼓舞され、ヴォケールの歌う主題曲“モンマルトルの丘”の楽しく、どこか感傷的なメロディには幸せな涙を流す、そんな作品だ。

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