帰郷 (1950) 日本

[1113]大仏次郎の引き揚げもの「帰郷」の映画化、若き日の津島恵子に乾杯(^^♪

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大仏次郎の小説「帰郷」を
大庭秀雄監督が映画化した1950年公開の作品。
その年のキネマ旬報ベストテン第2位だというので観たのだが、
50年はよほど不作だったのか。
そんな筈はないと思うけど、観る必要はなかったかも。
でもせっかくなのでYouTubeへの礼を込めて
チョコっと紹介しておこう(^^♪
チョコだよ、ほんとチョコ(笑)。

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第二次世界大戦中のシンガポール。
料亭を経営している高野左衛子(小暮実千代)はある夜、
カジノで隣席にいた中国人男に気を惹かれた。

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ある日左衛子は、店の馴染みの海軍上官に
一人の男を紹介された。
自分は出兵するのでこの男の面倒をみてくれないかと。
男は何とカジノで気を惹かれた中国人男だった。

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彼は実は中国人に身をやつした守屋(佐分利信)という名の
れっきとした日本人だった。
守屋は、上官や同僚の汚職をわが身一つに被って姿を消し、
長年、海外を放浪していたのだった。
佐分利信に中国服は似合わないとオラは思うた(^^♪

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本人もそう思ったのか白いスーツとサングラスの姿に変身し、
空襲の日、左衛子と会った。
左衛子は、守屋に
日本に残してきた妻節子と娘伴子がある事を知ると、
奥様を思い出しになって下さいましと守屋に身を差し出し、
一夜を共にした。
ホエ~、こんな口説き方もあるのかとオラは感動した(笑)。

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翌日、料亭へ帰ると左衛子は、
会ってきた男の名を言えと馴染みの特高に迫られた。
左衛子は守屋の名を吐いた。
彼女は民間人スパイだったのだ(^^♪

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守屋は逮捕され、現地で投獄された。

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えっ!守屋が逮捕・投獄されたから日本は負けたのか!
と勘違いされても仕方がない繋ぎ方になってる、拙いよ(^^♪

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1947年、東京・銀座。
撮影されたのは昭和24、5年。
もうこんなに復興していたのかと私はちょっと吃驚した(^^♪

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引き揚げてきた左衛子は
築地に料亭を、そして銀座にキャバレーを開店した。
ホエ~、これが銀座のキャバレーなのか、
ホテルのロビーかと思った、さすが銀座、
オラの知ってるキャバレーと全然違うなあと思った(^^♪

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左衛子は…、う~ん、左衛子なんて
いかにも鞍馬天狗好きの大仏次郎が付けそうな名前だよなあ(笑)。
左衛子は己の諜報能力を活用し(^^♪
守屋の娘・伴子の居所を掴んだ。
洋服のデザインをしている彼女は若き日の我が津島恵子だった!(^^♪

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左衛子は服のデザインを依頼したいと伴子を自宅へ招き、
私はあなたの父親を知っている、
いま日本へ帰っているので会ったらどうかと勧め、
彼女に自分のダイヤの指輪を強引に持たせて帰した。
ムッ、この女、娘を利用してもう一度守屋に近づくつもりだな。
俺の嗅覚は騙されんぞ(笑)。

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伴子の母・節子は夫が死んだものと思い、
隠岐という超イケスカナイ学者野郎と再婚していた。
何かも娘・伴子の将来の事を考えての事だった。
ちなみにどれイケスカナイ野郎かと言うと、最近
何かとマスコミなどで袋叩きにされている百田尚樹ほどだ(爆)。
ただし百田ほど幼稚、低能な訳ではない。

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三宅邦子さん、あなたもあなただ。
いくら娘のため、映画のためとは言え、
なんでこんなに幼稚な、下衆な、嫉妬深い男と再婚するのだ!
と私は我が三宅邦子のために泣いた(^^♪

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あ、山村聡さん、イケスカナイ役、ご苦労様でございます(笑)。

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鞍馬天狗の里、京都。
撮影当時、こんな感じだったんだあ。
どの辺りか察しはつくよね(^^♪

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伴子は両親に内緒で
左衛子と一緒に京都にいる父に会いに行った。

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苔寺にいるという父を求め、ある男を追跡した。
音楽もサスペンス調に変わった(^^♪

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伴子はついにこの男だと定め、呼んだ。
「お父さま!私です、伴子です!」

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守屋は美しく成長した杉作を見て…、違った、
津島恵子を見て…、違った、伴子を見て喜んだ(^^♪

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守屋は娘と宿で一緒に飯を食った。
これまでの事情を語り、お前たちにすまない事をしたと謝った。
そうして伴子と妻節子の幸福を護るために、
自分はこの国にいてはならない人間である事を悟った。

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左衛子は守屋には会わなかった。
男を国に売り渡した女に会う資格はなかった(^^♪
そこは百田尚樹より遙かに弁えていたのだった(笑)。
一方、守屋は伴子が持っていたダイヤの指輪を見て、
この父娘の再会は仕組んだのは左衛子だと知った。

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守屋は上京し、学者・隠岐に会った。
隠岐は守屋に言った。
君の娘伴子は私にとってはスキャンダルのネタに過ぎん。
そんな子は我が家に置けないので君に返しても良いと思ってると。
この隠岐という下衆野郎、もしかしたら自称作家・百田尚樹の
実父かも知れんぞという気がしてきた(^^♪
もっとも妻節子ではなく、余所の女に産ませた子なのだが(笑)。

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左衛子は守屋が上京したことを知ると宿に訪ねた。
守屋が日本を出ることを知ると、シンガポールでの事を詫び、
私も連れて行ってほしいと哀願した。

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守屋はトランプを差し出して言った。
一発勝負だ、君が勝ったら君の言う通りになろう、と。
ギョッ、やくざ映画だったのかと私は口をあんぐりした(^^♪

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左衛子が負け、守屋はひとり日本を発った。

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左衛子は守屋の座布団の下に隠されている一枚の札に気づいた。
守屋は、左衛子の勝札を抜いていたのだった。
はい、おしまい、みたいな話(^^♪

一言でいえば「引き揚げもの」だけど、
成瀬巳喜男の「浮雲」の前に出ると消えてしまうくらい影が薄い。
別に引き揚げ者でなくてもこうした出来事は結構ありうる
からだろうね。

悪く言うと、引き揚げ者が話題になる事を良いことに
ちょっと書いてみただけって感じの駄作。
この年のキネ旬ベストテン2位と言うのも、
当時引き揚げ者が何かと話題になっていたからだろうとしか
考えられない。

映画の失敗は脚本の失敗が大きいとも言える。
生活がまったく描かれず、物語の言葉だけだもんね。
当然、言葉が空疎になる。
これじゃあ俳優もやりにくくてしょうがなかったと思う。
実際、オラが佐分利信、山村聡さんらが苦労してるの
観ててもよくわかるもんね(^^♪

その上、戦後的な街の風景がまるで出て来ないから
「引き揚げもの」と言われてもねえ(^^♪

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でも私は若き日の津島恵子と三宅邦子が観れて
凄く嬉しかったよ♪

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■松竹 ドラマ
監督 大庭秀雄
製作 小出孝
原作 大佛次郎 『帰郷』
脚本 池田忠雄
撮影 生方敏夫
美術 浜田辰雄
音楽 吉澤博
出演
佐分利信
小暮実千代
津島恵子
山村聡
三宅邦子
徳大寺伸
坪内美子
柳永二郎
日森新一
高橋貞二
二科周訪(市川笑猿)
岩井半四郎

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