テーマ:ヨーロッパ映画

燃えつきた納屋_2 (1973) フランス

[1098]A・ドロンがS・シニョレと創った静かなる崩壊劇に乾杯 ラルシェ判事は次男ポールとともに妻モニークを召喚、 再度ポールのアリバイを調べる。 モニークは、夫ポールは金があると言っていたと語り、 判事の前でホールと言い爭いになる。 二人の仲はすでに壊れていた。 と、そこへ捜査団のひとりが判事…
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燃えつきた納屋_1 (1973) フランス

[1098]A・ドロンがS・シニョレと創った静かなる崩壊劇に乾杯 この音楽を聴きながら行こうよ(^^♪ よく聴いたなあ。好きでさあ、私、これ(笑)。 舞台はスイスに近いフランスの田舎オート・ドーフ。 吹雪の中、除雪作業に当たっていた作業員が 若い女性の他殺体を発見する。 地元警察はす…
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母の身終い (2012) フランス

[1083]末期ガンのこの老母はなぜ尊厳死(自死)を選択したのか 刑務所からひとりの男が出所する。 アラン(ヴァンサン・ランドン)、48歳、元トラック運転手である。 金が欲しくて、トラック運転をいいことに麻薬の密売に 手を貸してしまったのだ。 彼は一人暮らしの母イヴェット(エレーヌ・ヴァンサン)…
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処女の泉_2 (1960)  スウェーデン

[1079]神の沈黙と人間の信仰を問うベルイマンの記念碑的作品 復讐を終えた夫テーレは神に祈る。 「神よ、許したえ」と。 妻メレータはまだ幼い少年を胸にかき抱く。 許しを乞うかのように。 小屋を出た彼らはすぐにカリンの亡き骸を探しに向かう。 途中、メレータは夫に告白し、インゲリ同様、わ…
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処女の泉_1 (1960)  スウェーデン

[1079]神の沈黙と人間の信仰を問うベルイマンの記念碑的作品 超難解で知られるわがイングマール・ベルイマンの 超わかりやすい映画。 こんなにわかりやすくていいのかあ!と怒りたいほど。 ある意味だけどね。あくまである意味(^^♪ 脚本は女流作家ウラ・イザクソンで、スウェーデンの エステルイェートランド地方…
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太陽はひとりぼっち (1962) イタリア

[1077]アントニオーニは愛の不毛を描いたのではない。核の恐怖によってもたらされた人間の実存の危機を描いたのだ。 初めて観たM・アントニオーニの作品。 1962年、高1の時。16歳。 橘デパートの裏のほうにあった洋画専門の映画館。 え、知らないの、橘デパートの裏の映画館! つうても誰も知る訳ないよな、半世…
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ハムレット(1964) ソ連

[1073]荒涼としたデンマークの風景のもとに描かれた鋭利なハムレット劇 シェークスピアの舞台も映画もあまり観ない。 観ないようにしているのである。 理由は単純だ。 映画にしろ舞台にしろ、どうにもお芝居臭くてかなわんからである。 うそ臭くてかなわんからである。 原作を読んでいる方が圧倒的に面白いからである…
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鉄くず拾いの物語 (2013) ボスニア・ヘルツェゴヴィナ

[1064]造り込まないこの映画は私が最終的に目指している表現だ 実話を当事者たちが再現したドキュメントタッチのドラマ。 舞台はボスニア・ヘルツェゴビナ。 少数民族ロマが暮らす小さなとある村。 夫ナジフは妻セナダとまだ幼い二人の娘と暮らしている。 夫ナジフの仕事は鉄くず拾い。 拾い集めた鉄くず…
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愛、アムール (2012) フランス/ドイツ

[1060]老女優と老男優が描いてみせた老いと死の物語はかくも哀しく美しく ★★★★★★ 舞台はパリ。 音楽家の老夫婦ジョルジュとアンヌは、ある夜、 教え子のピアニスト、アレクサンドルの演奏会を聴きにいく。 夫婦はすでに現役を引退。 娘がひとりいるが、二人してアパートで静かに老後を過…
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新約聖書 ~イエスと二人のマリア~ (2012)

[1061]聖母マリア、イエス、「悔悛した罪の女」マグダラのマリアを知る格好の手引書 ★★★★☆☆ 二部構成の新約聖書物語。 一部は、少女期のマリア、成人しての大工ヨセフとの出会い、 マリアの処女懐胎、イエスの誕生、エジプト避難までを描き、 二部は、成人したイエスが説教、伝道したのち、捕えられて ゴ…
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二十四時間の情事_5 (1959) フランス/日本

この映画には 私の原体験とでも言うべき「ヒロシマ」の記憶がまとわりついている   「戦争責任」論とは何か。 映画の1シーン 戦前、文学者たちは「大東亜戦争」を賛美し、国民を戦争へと煽った。 荒地派の若き詩人たちもそのため何の疑いもなくその戦争を信じた訳だが、 その意味では文学者たちは間違いなく戦争に…
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二十四時間の情事_4 (1959) フランス/日本

この映画には 私の原体験とでも言うべき「ヒロシマ」の記憶がまとわりついている  高2から劇をやっていた私は1年次の秋、サークル演劇研究会に入会。 最初の舞台はきしくも、呉軍港近くの島に住む人々の被爆体験を描いた 堀田清美・作「島」だった。 ※夏までは体力を回復するため卓球部に所属していた。 映画の1シ…
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二十四時間の情事_3 (1959) フランス/日本

この映画には 私の原体験とでも言うべき「ヒロシマ」の記憶がまとわりついている  「24時間の情事」が公開されたのは1959年6月である。二十四時間の情事_2 (1959) フランス/日本 6年後の1965年4月、私は広島大学国文科に入学し、5年間を広島で過ごした。 映画の1シーン「上空から見た広島」 広…
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二十四時間の情事_2 (1959) フランス/日本

[1059]アラン・レネとマルグリット・デュラスは「ヒロシマ」をどう捉えたのか ★★★★★★ 女はホテルの部屋へ入り、ドアを閉める。 しかし女には聞こえる、追ってくる男の足音が、廊下に。 私は逃れられない。私の夜は永久に明けない…。 女はそう思いドアを開ける。 男が現れる。 …
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二十四時間の情事_1 (1959) フランス/日本

[1059]アラン・レネとマルグリット・デュラスは「ヒロシマ」をどう捉えたのか ★★★★★★ アラン・レネの1959年度作品。台本はマルグリット・デュラス。 原題は「HIROSHIMA MON AMOUR」(ヒロシマ・モナムール) 8月15日の終戦記念日に観ようと思い、持参し、伊豆で観た。 私にしてはめずらし…
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囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件 (2012) フィリピン

[1057]観る者を密林の中へ引きずり込むかのような途轍もないチカラを持った映画 ★★★★★★ 2001年5月、 フィリピン・パラワン島で「アブ・サヤフ」が起こした観光客20人誘拐事件を ドキュメントタッチで描いた映画。 サブタイトルで「21人誘拐」となっているのは、 フィクションの人物を1人、人質の中に加…
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ブライト・スター いちばん美しい恋の詩 (2009) イギリス

[1054]イギリスの詩人ジョン・キーツと恋人ファニー・ブローンの愛を描いた名編 ★★★★★★ 学生時分、私がT・S・エリオットとともに愛読した イギリスの詩人ジョン・キーツの伝記的作品。 監督は「ピアノ・レッスン」などで知られる ニュージーランド出身の女性監督ジェーン・カンピオン。 エリオットを愛読したの…
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最初の人間_3 (2011) ヨーロッパ

[1052]カミュは歴史を作る側ではなく歴史を生きる側に身を置いた ★★★★★★ コルムリは母を連れて生まれ故郷のモンドヴィ(ドレアン)へ向かう。 母は亡き夫と暮らし、ひとり息子ジャックを産んだ村を遠くに眺めた。 風渡る美しい村であった。 「ここでおまえと暮らしたい」 母はそう言った。…
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最初の人間_2 (2011) ヨーロッパ

[1052]カミュは歴史を作る側ではなく歴史を生きる側に身を置いた ★★★★★★ コルムリは「第二の父」であるベルナール先生のアパートを訪ねた。 留守番の女性に先生はカフェだと教えられ、カフェに向かう。 街は静かだが至るところでフランス兵の姿を見かけた。 かれはおそらく自分たちの領土を踏みにじられている気持ち…
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最初の人間_1 (2011) ヨーロッパ

[1052]カミュは歴史を作る側ではなく歴史を生きる側に身を置いた ★★★★★★ 1960年1月4日、アルベール・カミュはプロヴァンス地方にある自宅から 友人が運転する車でパリへ向かう途中、事故に遭い、急死した。 まだ46歳だった。 鞄の中に執筆中の「最初の人間」が残されていた。 「私の最高傑作になるだろう…
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モナリザ (1986) イギリス

[1048]モナリザの微笑を湛える娼婦シモーヌの心の底には… ★★★★★★ おっ、おらの好きな映画だ!  と借りてきて久しぶりに観た作品。 名作という訳ではないが、面白くていい映画なんだよねえ。 ボスの身代わりに刑務所勤めに行ったジョージは 無事に7年のお勤めを終え、幸せの黄色…
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プライズ 秘密と嘘がくれたもの_2 (2011) メキシコ

[1041]表現を迫られたひとたちの作品だけが胸を打つ ★★★★★★ 女は最後、授賞式への出席を許す。 セシリアは政府軍から賞状を受け取る。 まわりから拍手が湧く。想像した通りに。 しかしセシリアにはなんの喜びも湧かない。 セシリアは家へ帰ると女に謝る。「ママ、許して」と。 女は「いいわ」…
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プライズ 秘密と嘘がくれたもの_1 (2011) メキシコ

[1041]表現を迫られたひとたちの作品だけが胸を打つ ★★★★★★ まだ幼い女の子がひとり、 荒涼とした海辺を歩いている。 歩いているにしてはすこし変だなと思う。 こちらへ近づいてきたときその理由がわかる。 ローラースケートを履いていて、波に濡れた砂の上を 滑ろうとしているのである。 …
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チェ 39歳 別れの手紙 (2008) アメリカ

[1040]ゲバラはいまでも世界で一番かっこ良い男である ★★★★★★ 「もし我々が空想家のようだと言われるならば、 救い難い理想主義者と言われるならば、 出来もしないことを考えていると言われるならば、 何千回でも答えよう、『その通りだ!』と」 (ゲバラ) 1959年1月1日、バティスタがドミニカ共和国へ…
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チェ 28歳の革命 (2008) アメリカ

[1040]ゲバラはいまでも世界で一番かっこ良い男である ★★★★★☆ 「あのころ世界で一番かっこ良かった」 とジョン・レノンが称えた男。 私の中では「いまでも世界で一番かっこ良い」男、 チェ・ゲバラの伝記的作品である。 あるとき学生に知ってるかと聞いたら、 知ってます、Tシャツのおじさんですよね、と…
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もうひとりの息子 (2012) フランス

[1038]分離壁がイスラエル・アラブ戦争の絶望的な厳しさを感じさせる ★★★★☆☆ イスラエル軍の空爆で ガザ地区の死者が200人を超したという。 イスラエルのほうも初の死者? 書く前からもう気分がドーンと重いよね。 真っ暗。 よって簡単に書く。 DVDの返却時間が迫って画像を拝借できなかったから …
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グアンタナモ、僕達が見た真実 (2006) イギリス

[1033]君たちが戦場へ送られてこんな地獄体験をする日は遠くない? ★★★★★★ 「9.11テロ」とひとは言う。 が、私はテロと言わず「9.11戦争」と言っている。 「テロ」と言うのは、 はじめて国内が戦争に巻き込まれたアメリカ側の 手前勝手な言い分にすぎないからである。 襲撃したアルカイダ側からす…
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少年は残酷な弓を射る (2011) イギリス

[1030]実際にこんな少年事件が起きるとこの映画はぶっ飛んでしまう ★★★★☆☆ ずいぶん以前に観たのだが、 途中で阿保らしくなって観るのをやめて、 でも手元に観るのなくなったから しょうがなくて最後まで頑張って観ることにして、 ほいでやっとなんとか無事に観終えることができた映画。 よし、偉い!{%万歳we…
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縞模様のパジャマの少年 (2008) アメリカ/イギリス

[1028]米英人が他人の土俵を借りてつくるいい話、悲しい話にはうんざりだべ(笑) ★★★☆☆☆ 舞台は、第2次大戦下のドイツ。 8歳の少年ブルーノは、 軍人の父の仕事の関係で、住みなれたベルリンを離れ、 家族とともに、 周囲には家屋ひとつ見えない山中に引っ越す。 少年ブルーノの家族。…
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赤いアモーレ (2004) イタリア

[1026]ペネロペ・クルじゃ美しすぎてもうひとつ「赤いアモーレ」になりきれない? ★★★★☆☆ セルジオ・カステリットが 妻マルガレート・マッツァンティーニの作品を映画化したもの。 外科医ティモーテオ(セルジオ・カステリッ)トは、 妻エルサ、娘との三人暮らしである。 ある日、病院に重傷を負った若い女…
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